崇神天皇陵
Ancient Tomb of Emperor Sujin

山の辺のあたりは古代神話の中心である。崇神天皇は古代からの国つ神であった三輪山の大物主神と実に長い時間をかけて共存しようとしたようだ。天皇の姑(おば)倭迹迹日百襲姫命(やまとととびももそひめのみこと)は聡明な女性で、大物主命と天孫族の融和のために生涯をささげ、大物主命の妻になったが、不幸にも亡くなった。近くの箸墓は姫命の墓と言われている。なぜ箸墓と言うのかは日本書紀に書かれているが、ここでは大物主神の姿が蛇であったこと、姫の死因に箸が関係するということにとどめておきたい。       戻る