西明寺三重塔
Three storied pagoda of Saimyo-ji Temple

本堂からの三重塔、共に国宝。左右の配置が違うが、本堂と三重塔との感じが福井の明通寺に似ている。塔は檜造りで桧皮葺き。大日如来と壁画がすばらしいそうだが残念ながら開扉の時期ではなく、拝観できなかった。
寺を辞して尼子に向かう。駐車場から車が出るときに坂を上ってきた若い女性に運転手さんが「何処行ったん」と声をかけていた。寺の娘さんかも知れない。車中で、西明寺の「不断桜」は11月にも花を咲かせる、彦根城では「二期桜」と呼んでいるがたぶん同じものでしょうね、とのお話を聴いた。
まだ9月だが湖東はすでに稲の刈入れが終り、田面を焼いているところもある。この土地の豊かさが湖東三山を支えてきたのだろうと、実感できた。