西明寺二天門と本堂
Niten-mon Gate and Main Hall of Saimyo-ji Temple

室町初期の八脚門で屋根は柿(こけら)葺き。二天(持国夫、増長天)は迫力がある。本堂・瑠璃殿の屋根は桧皮葺きで、本堂は鎌倉初期の建立とのこと。織田信長は比叡山焼き払った直後に西明寺も焼き討ちしたが、二天門と本堂、三重塔が火災を免れて残っている。参道一帯にあった300の僧坊を焼いて無力化するに止め、本堂周辺には敢えて手をつけなかったのかも知れない。