開山堂
Kaizan-do Hall of Meigetsu-in Temple

宗猷堂という扁額が掛かっている。開山は建長寺派の密室守厳禅師。堂は三方を山に囲まれて静かに佇んでいる。堂の左には鎌倉独特の石窟「やぐら」があり、中には石塔がある。
時宗はここにあった父時頼の寺、最明寺を再興した。ここは時頼の寺でもあり、住居でもあったのではないか。時頼は37歳で卒去した。
時宗は元が国書を送ってきた18歳で執権になり、文永、弘安の二つの危機を凌ぎ、弘安の役の3年後、34歳で没した。命を削ったというべきだろう