東金堂と五重塔
Tokondo Hall and Five storied Pagoda

西金堂跡に「薪能金春発祥地」の石碑がある。薪能は修二会の法要行事として興福寺西金堂で始まり、その後東金堂でも開催されたが、双方が主催権を争ったため、衆徒が調停して場所を南大門に移したとのことだ。
現在も薪能は5月の第三金曜日・土曜日に写真右側の南大門跡の般若芝の上で演じられている。
10月の第一土曜日には、ライトアップされた五重塔の下で「塔影能」が奉納されている。今年は10月1日に「天鼓」が上演される予定。
前貫主からだったか、「能は神仏に捧げるものだから、観るのは神仏であり、人は陪席するだけです。だから陪観というのですよ。」と言われた言葉を思い出した。   次へ