浄瑠璃寺
Joururi-ji Temple

三重塔からの本堂。かの吉祥天像は年3回公開されている。右手の、寺の小さな門を出たところに柿の木がある。堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」で妻の多恵子さんと寺の案内をする少女の会話にこの柿のことが出てくる。夕暮れに見上げると、柿特有のゴツゴツとした枝が明るさが残る空に黒々としたシルエットを作り、少し恐いような雰囲気だ。