報国寺庭園
The garden of okoku-ji Temple

報国寺は建武元年(1334年)に創建された臨済宗寺院。開山は天岸慧広、開基は足利尊氏の祖父家持とのこと。前年には尊氏が六波羅を陥し、新田義貞が鎌倉を攻略、鎌倉幕府が滅んだ。この年は護良親王が鎌倉に配流、翌年に幽閉されていた東光寺で暗殺され、尊氏は後醍醐天皇に叛旗を翻すという、まさに太平記の真っ只中にできた寺だ。