楼門
The Romon-Gate

京都の木津から奈良に入るには奈良坂を越える。治承4年(1180年)平重衡はこの坂を越えて南都を襲った。平家物語に詳しく語られているが、南都衆7千人が奈良坂と般若寺に防衛線を築いて待ち受けたが、平家の4万の大軍に突破され、般若寺は興福寺や東大寺とともに焼け落ちた。
これは鎌倉時代に再建された楼門で国宝に指定されている。今はこの門から境内へは入れない。左へ通り抜けて右折したところに駐車場があり、受付もある。境内はかつての学問の寺としての威容はないが、手入れが行き届いている。