白豪寺本堂
Main Hall of Byakugo-ji Temple

まず宝蔵の仏像を拝観する。冷え切った床を歩くと足の指の感覚が失せていく。興正菩薩叡尊坐像の前に視線がぴたりと合うように立つ。眼に力がある。睨み合いに耐えきれず、視線を外して宝蔵を出る。本堂ではご本尊の阿弥陀如来の両脇の勢至菩薩と観音菩薩がそれぞれ可憐なお姿をしておられる。膝をついて前かがみになり、背筋を伸ばした形が綺麗だ。右手前の「五色椿」にまだ花はない。  次へ