ジョー樋口
ジョー樋口といえば、言わずとも知れた全日本プロレスの名レフェリーです。
スキンヘッドで愛敬のある顔で、背はレスラーの間に入るとレスラーの胸ぐらいしかなく、
小柄でずんぐりとした体型です。
大型なレスラーに囲まれた彼は、間違ってリング内に迷い込んだ子供のような印象を受けます。
また、体を張ったレフェリングでよくとばっちりを受けて、リングの外でのびてたりします。
で、そのジョー樋口ですが、この前見るとなしに全日の中継を見ていたら、引退を表明していました。
最近全日はあまり見てないので、正直な所「まだやってたんかい」という思いです。
引退を表明したジョー樋口はかなり老けてみえましたが、
考えてみたら僕が子供の頃から一線級でやってましたから当然と言えば当然でしょう。
僕が小学生の時、全日本プロレスは新日本プロレスと共に絶大な人気を誇り、
放送も今とは違い小学生でも見られる夕方の時間帯でした。
その頃のプロレスごっこは、ハンセン役がいて、ホーガン役がいて、猪木役がいて、馬場役がいて、天竜役がいて、
長州役がいて、要するに全日新日関係なく自分の好きなレスラーを自分勝手に名乗っていたのですが、
その中でも欠かせないのがジョー樋口役でした。
名前が同じなので、ジョー樋口役は僕がやる事が多かったのですが、
主な役割は反則をしようとしているレスラー役を止めようとして殴られて大袈裟に倒れる、
といういてもいなくてもいいようなものでした。
それでもジョー樋口役がいると、ともすると本気になりがちなプロレスごっこが和やかなものになりました。
また、ジョー樋口を殴ったら反則負けが決定するので、
エンドレスになりがちなプロレスごっこを適当に終わらせる事が出来ました。
このようにジョー樋口は無くてはならぬもの、こたつにみかん、テレビに柿の種だったのです。
思えばあれから15年。当時バリバリの若手だったレスラーが今では大ベテランです。
引退してしまったレスラーも少なくありません。
そんななかで、巻き添えを食い続けて?年。
おじいちゃんと言われてもおかしくないような年まで体を張ってレフェリーをやり続けたジョー樋口。
同じ樋口として誇りに思います。
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