アタック25


僕が子供の頃は、素人参加のクイズ番組が幾つかありました。 一つの番組が終わるとまた新しいクイズ番組が始まるという感じで、 常に絶える事がありませんでした。 メジャーな所では、クイズグランプリ、タイムショック、アップダウンクイズ、 といった所でしょうか。
それが、アメリカ横断ウルトラクイズくらいから徐々に少なくなってきたようで、 最近はコンスタントにやってるのはアタック25くらいになってしまいました。 原因は、ウルトラクイズが巻き起こしたクイズブームが解答者のレベルを上げ、 終いにはプロまで出て来るに及び、一般の人には縁の遠い物となってしまったことでしょう。 ブームが逆に衰退を誘うという皮肉な結果になったのです。
しかし、何にせよ芸能人相手の甘々なクイズ番組が物足りない人間にとっては、 アタック25だけが頼みの綱です。

さて、このアタック25ですが、何度か観ていると気付きますが、 問題にある傾向がかなり強く出ています。 多分、問題を作る人の性格というか趣味というか、そういうものが影響しているのでしょうが、 文学とか歴史のようなかなりアカデミックな問題が多いのです。 また、司会者の児玉清も「うーん、おしい。実は水原秋桜子だったんです」 というように、そんな作家知らんぞー、という作家もまるで知り合いのように扱います。 これを観ていると、自分だけが物を知らないのか、と疑心暗鬼になってしまいます。
また、解答者は当然応募した人の中から選ばれるのですが、何故かかなりの確率で変な人間です。 例えば、紹介される時に突如大声で「ゆみ、がんばるぞ!」と叫んで会場を静めさせる奴とか、 問題に間違えて自分の応援団に罵倒される奴とか、 お手つきの連続でほとんど座ってない奴とかです。 これは何かで聞いた話ですが、出演者を選ぶ時に前もって予選をするそうなんですが、 実はその成績はあまり関係無く、そのキャラクターやリアクションの面白さを見て決めているという事です。 道理でボケが多いはずです。まあ、TV番組だからしょうがないのかもしれませんが。

ところで、確か半年ぐらい前の放送で、僕は奇妙な現象を見ました。
何問目かの問題で、「南米でサッカーのワールドカップが2回開かれた国は何処?」 というのがあり、それまでほとんど答えられなかった解答者が「ベネズエラ」と答えました。 正解は確かコロンビアだったと思いますが、ブラジルやアルゼンチンと答えたならまだしも、 ベネズエラは無いだろう、とその時は単にアホな奴としか思いませんでした。
しかし、次の問題に「ベネチアに似ているという事で名が付いた南米の国は?」というのが来ました。 もちろん答えは「ベネズエラ」です。いかに似ている問題とはいえ、これは怪しすぎます。
やらせがあったのか、それとも問題が漏れていたのか、どちらか判りませんが、 結局そいつはその後もほとんど答えられなかったので、 多分1問だけ答えを知っていたという可能性が大です。
もちろん、これはあくまで僕の推測でしかないのですが、 何か大人の醜い世界を覗いてしまったような、そんな気がしました。
また、「パリ挑戦権獲得!」だったのが、フランスの核実験で世論の反発が高まるや、 さり気無くアメリカ旅行に変えてしまいました。 この「さり気無く」というところがポイントです。
ま、どうでもいいんだけど。
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