美深「松山湿原」797メートル


 美深の街から国道40号線を少し南下すると国道の左側に、松山湿原の看板があり、そこをに曲がり約22キロ行くと、仁宇布の街に到着する。 仁宇布の街を通り過ぎ、しばらく雄武へ向かって行くと、松山湿原案内所に到着し、在駐している管理人に、松山湿原へ向かう旨告げて、約8キロ進むと、天龍沼の駐車場へとたどり着く。

 駐車場脇には、大蔵省出身で、有名な女優と結婚した代議士の記念碑がなぜか、場違いに建っている。 トイレも完備しており、松山湿原への登山の前に用をたす。

 駐車場より、松山湿原までは、距離にして約900メートル、ゆっくり歩いて、30分程度であろう。 湿原までの道は、小さなアップダウンが続くが、急な登り等はなく、快適なハイキングコースである。 快い、汗をかきながら、頂上の湿原に到着すると、風雪に耐えて、曲がったり、大きくなれなかったアカエゾ松や、ダケカンバが大きな盆栽のように立っている。 湿原の中には、木道が整備されており、湿原の散策が楽しめる。

 湿原は、釧路湿原のように高層湿原とはなっておらず、若干乾燥が進んでいるように思える。 標高も、797メートルと、さほど高くないため、今後も乾燥が徐々に進んで、草原となるのは、時間の問題かもしれないが、それも自然の摂理というものであろう。

◎咲いていた花
 ホロムイリンドウ
 その他不明の花数種類(花の図鑑を忘れて、確認とれず。)