モモンガとの接し方

良い関係を築くために・・・・
モモンガ等動物を知ろう!
モモンガはとても臆病な動物です。
でも臆病臆病といっても「どの位臆病なの?」と思いますよね?
基本的は「巣に入りっぱなしになり、人間が来ると隠れてしまう」位の臆病であると
考えるのが妥当かもしれません。
何故なら、モモンガは野性化では「捕食される側」の動物であるということ。
油断すると命さえ危険な訳です。
ですから、慣れないという気持ちをを年頭に置きつつ飼育するのが妥当でしょう。
そしてどのように距離を縮めていくか・・。
ベタなれを目指す前に、モモンガとの接し方を考えてみたいと思います。

安全な奴(飼い主)だと認識してもらう為に
モモンガ等動物を知ろう!パート2
モモンガがとても臆病な動物であるという事は、先に説明しました。
でも、それじゃ寂しいというのが「飼い主」の意見でしょう(笑)
モモンガから見て、安全と認識させる為には努力が必要です。
モモンガはなかなか頑固な動物、つまり意識を変えてもらうまでは時間が必要です。
徐々にモモンガの認識速度にあわせて、ステップアップしていく必要があるのでは
ないかと思っています。
これは本当に個体差(つまり人間でいう性格)があり、すぐに「安全じゃん」と思ってくれる
子と「なになに?まだまだ安心できん」という子がいます。
じっくり時間をかけて、慣らしましょうというのはこの為で、1ヶ月で慣れてくれる子もあれば
数年たっても、なれない子もいるそうです。

最初の数週間は環境に慣らす
環境の変化に気をつけて
モモンガの気持ちとしては、生活している所から無理やり捕獲されてきた訳です。
しかも訳の判らないまま拉致され、異国に輸送され、色々な動物、ひどい所は
捕食関係にあるフィレットや猛禽類と同じショップに収容されて、徐々に環境に慣れた
頃に、また新たな飼い主に拉致されている訳です。
ちょっと考えただけでも、ストレスが貯まっているに違いありませんよね(^_^;
だから、色々なオーナーさんやショップの方が「数週間は環境に慣らすため、無意味に触れ
ない事」と言われるのです。

モモンガにとっても全く知らない人に囲まれる訳ですから、怖くて怖くて仕方ありません。
今度きた場所は「安全だな」と環境に慣れるまで、そっとしておくのが一番良いと思います。
この頃無理やり嫌がる事をしてしまうと、「今度の場所はとても怖い」という
認識をしてしまいます。
ちなみにうちのももん(アメモモ♀)は、最初に飼い始め、右も左を判らず飼い主の飼育不足
で臆病になってしまいました。徐々に心を開いてくれていますが、ほかの子に比べると
トラウマが残っているようです。

首輪はつけないで!
トラウマが残ります。
ショップによっては「首輪」をつけて販売している所があります。
パッと見とても可愛いのですが、モモンガは元々ストレスに弱い動物であり、
ストレスで死に至る事もあります。
人間も鎖で繋がれたらストレスが貯まりますよね?それと同じです。
モモンガはとても行動的です。バクテンをしたり、宙返りをしたり・・・・。
そんなモモンガに鎖や首輪がついていたりしたら、確実に事故に繋がります。
自分で取りたいあまり、齧って死に繋がる事故を起したりすることもあります。
首輪が蒸れて、皮膚病を起す事もあります。
モモンガに首輪は必要ない、これが私の意見です。

まずは餌運び屋から・・。
第一のステップです
モモンガが来てから数週間、餌交換や掃除以外はあまりかまわないようにします。
徐々に環境に慣れると、恐怖の存在から、餌の運び屋として認識されます。
「あれ?あいつが来ると食べ物を置いていくぞ」という様な意識だと思います(^_^;
それが段々「あいつが食べ物をくれるぞ」になってくると、餌の運び屋として認識されます。
最初は餌をあげても、人間が立ち去らないと姿を見せなかったモモンガも、
人間がいても餌を食べに来るようになります。
そうなるとシメタモノ(笑)
あとは徐々にただの餌の運び屋からステップアップしていくだけです♪

好物を見つける
餌の運び屋からステップアップ
モモンガにもそれぞれ好き嫌いがあります。
種子類(ひまわりの種・かぼちゃの種・くるみ・どんぐり)は比較的好きな子が多いようですが
脂肪分が多いので、おやつ程度にとどめた方がいいでしょう。
とりあえずそのモモンガの好物を見つけることです。
好物は「人間の手から与える」・・・・・・。
そうすると「ただの餌の運び屋」から「美味しい物を運んでくる手」という認識に変わります。

匂いを覚えてもらう
大事な判別方のようです
モモンガは匂いで相手を判別するようです。
特にフクロモモンガは団体行動をする動物ですので、匂いで仲間を判別する意識が
強いようです。
モモンガはよく「匂い」を嗅ぎます。それは人間に対しても同じ。
餌など手から取る様になったり、匂いを嗅ごうとしたら、思う存分嗅がせてあげて
下さい。そして飼い主の匂いを覚えてもらうようにしましょう。
勿論手の匂いだけでなく、口臭も同じ事です。
優しい声でしゃべりかける(名前を呼ぶ)なども、口臭を覚えてもらうという
意味合いもあると思います。
段々慣れてくると、ちゃんと飼い主を判別するようになると思います。

しゃべりかける
声も大事なコミニケーション
モモンガも言葉がわかるのではないかと思う事があります。
多分声のトーンなどで判別しているのかも知れませんね。
優しい声で名前を呼ぶ事も、個体を判別する大切な要素だと思います。
この時怒鳴ったり、大きすぎる声だとモモンガがびびってしまうので
少し小さい声で優しく言うというのがポイントです♪
名前を呼んでいるうちに、ちゃんと名前を覚えます。
例えば2匹散歩させていても、名前を呼ぶとその子だけが、意識します。
目を見てしゃべりかけるというのが一番いいのかもしれませんね。
多分これは犬のしつけなんかとも共通するんじゃないかしら?

体に触れる
怖がらせない事が重要
モモンガを触れる時、絶対にしてはいけない事があります。
それは「上からつかむ」事です。
元々猛禽類などの捕食のターゲットだったモモンガは、上からモノが来る事を大変
恐れます。背中から近寄るのもいけません。
モモンガと接する時は、必ず顔から・・鼻先から手を差し出すようにしましょうね♪

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