さちぼうのお仕事目次

モモンガの迎え方法
モモンガの迎え方
さて、実践編です。
モモンガを飼おう!と決心したあなた。
さて、どのように迎えるのか、実践編です。

心構え
動物を飼う以上の心構え
動物を飼う以上色々なリスクを背負います。

まずコストの問題
ゲージや設備(ヒーターや巣箱)、毎日の餌、病気になった時の通院費、交通費
温度管理の為の電気代、ガス代
多分モモ達の為に、1年に○○万以上は出費してます(^_^;
そして外泊が出来なくなる事へのリスクを考えないといけません。
それが大丈夫なのか?まず考える必要があるかもしれませんね。
色々なオーナーさんが声を大にして言ってますが、一つの命を預かる以上
責任が必要です。

私の知っている限り、モモオーナーさんは皆愛情を持って、日々勉強して
いるオーナーさんばかりです。
はっきりとした飼育本がない、モモンガだからこそ、皆しっかり勉強し
日々試行錯誤して元気に育てている皆さんばかりなのです。
私も色々お世話になりました。凄く助けられたりしました。

確かにリスクは負いますが、それ以上に楽しい事も沢山あります。
これぞ「ももんが病」かもしれませんね(^_^;

種類を決めます
難しい選択です。
どのモモンガも可愛いし、どの種類にするか迷いますよね(^o^)
私は3種飼っていますが、これは好みとしか言いようがありません(^-^)
大体の価格の目安を書いて置きますので参考にしてください。
一般的に言える事は、ベビーであればあるほど値段が張ります。
小さい時より飼い始めると慣れやすいからかもしれません。
   
   成体(大人モモンガ) ベビー(赤ちゃんモモンガ)
 アメリカモモンガ   15,000円〜20,000円   25,000円〜30,000円
 タイリクモモンガ    8,000円〜15,000円   10,000円〜20,000円
 フクロモモンガ   10,000円〜20,000円   25,000円〜30,000円
※首都圏調べとなります。地域によっても多少変動するようですのでご了承ください。

モモンガの年齢
今度は迎える年についてです。
モモンガは飼育下では5年〜10年生きるようです。
野生化ですと、もう少し短いと聞いた事があります。

ベビーを迎えるのか、ヤングを迎えるか、ある程度年齢を経たモモンガを迎えるか
それは飼い主の考え次第です。
一長一短ありますので、どれがいいのかはわかりません。
私が考える一長一短を記しますので、参考にしてください。

【ベビー】生後0ヶ月〜生後3ヶ月
ベビーの場合、いつでも購入できるとは限りません。
時期がありますので、それに合わせて購入します。
時期の目安は↓
アメリカモモンガ 10月〜2月(比較的購入期間が長い)
タイリクモモンガ 5月GW明け〜5月中(購入時期が短い)
フクロモモンガ 不定期(固定繁殖期が無い為)
※モモンガは全てが輸入です。よって年によって輸入量が違います。

ベビーより飼われた方が、慣れやすいのは事実です。
しかし飼育にかなり神経を使う事は間違いありません。
赤ちゃんは人間も同じですが、とても手がかかります。数時間おきにミルクを与えないと
いけませんし、保温、体調管理などもちょくちょく確認しないとなりません。
時間に余裕がない方は、かなり難しいかもしれませんので、その点を考えて
購入を決めてください。詳しくはベビー飼育についてをご覧ください。

【ヤング】生後3ヶ月〜1年位
自我が目覚めてくる年頃です。人間でいうと20歳位かな?
体面などではベビーほど手がかかりません。
反対に自我が目覚める為、人間に対して恐怖心も芽生えてきます。
若い固体ですので、元気一杯という感じになります。

【年齢を経た固体】
私は何処で年齢を経たか、それが一番気になります。
ペットショップなど劣悪な環境だった場合、色々な弊害が出ている固体も少なくない
からです。年を取るにつれ、病気なども発病する場合もあるので
初心者であればあるほどお勧めできないかもしれません。

何処で迎えるか?
どこから迎いいれるか?
モモンガを飼う場合、2種類の方法があります。
それについて説明したいと思います。

【ペットショップにて購入する】
モモンガは、ペットとして知名度が低く、どのショップでも取り扱っているとは
限りません。地域差もありますが、ハムスターなどを取り扱っている
ショップは入荷可能な場合が多いそうです。
ハムスターやリス、モルモットなどに比べ、値段が高く、売れ残りのリスクが大きい
為、入荷しないとショップの方も言っておりましたし、必ず確認が必要です。

全てのショップがそうとは限りませんが、詳しい飼育方法などを知っている従業員の
方は、決して多くありません(T_T)。
掃除が行き届いてないショップや、間違った飼育方法を平気で、教えている
ショップなどは要注意です。

悪い例としては・・・
リードの使用を勧める、長年狭いゲージでの飼育を勧める、ひまわり、ミルワーム
だけで、餌は大丈夫などという、ショップです。
注意深く、勉強し、ショップを選ぶ必要があります。
特に、成長期(ベビー時)、ちゃんとした栄養を与えられてない子は、
大人になると、骨がもろいなど弊害も出てきます。
ショップへ長くいる子は、長年小さいゲージに入れられ、ひまわりなど
脂質の多い食べ物を与え続けられている場合もあるので、
身体に弊害をもたらしている子も多い気がします。
一概には言えませんが、信頼あるショップでの購入が一番だと思います・・・。

【通信販売】
生態を通信販売??
最初聞いた時は本当に驚きました。
モモンガは非常にストレスに弱い動物であり、宅配便などで送られることが
正しいとはどうしても思えなかったりします。
しかし地域柄、入手が困難な場合もあるので、やむ得ないかもしれません。
通販業者のなかには「生きているもの」と認識してない業者もありますので
注意した方がいいかもしれませんね

【里子を貰う】
モモンガ(特にアメリカモモンガ、大陸モモンガ)は、繁殖が難しく、
ほとんど里子の話を聞いた事がありません。
皆、愛情一杯注いで、育てている育てていますし、殆ど里子に出される事は
ないと思ったほうがいいでしょう。
やむ得なく飼えなくなり里子に出される場合もありますが、殆ど無いと
言った方が正しいかも知れません。
「お金が無いから里子を欲しい」などという方には、論外です。
パンチを一発お見舞いさせていただきます(-_-;)

私個人的には、里子は好きではありません。安易に手に入れた動物は
捨てるのも安易である傾向が強いと、聞いた事があります。
勿論、とても大切に可愛がって育てている方も沢山いますが、
殆ど里子を貰う事は不可能に近いと思います。