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 人物 (その他)  
  組織名  
  所属人名  
  解説・設定・言い訳  
 碇シンジ促進委員会  
 《風》 

  年齢――不明。結婚歴――あり(一回)。性別――女。職業――不明。
  本名、不明。
  委員会の数ある部隊の中でも最強クラスの魔焔鬼頭三姉妹のリーダーです。
  三姉妹の長女でありチームのリーダーでもあるのですが、彼女の行動は妹達の
希望によって左右されます。彼女をリーダーに祭り上げたのも妹達です。
  彼女を始めとする三姉妹は、記録も残っていまい山間の農村で生まれました。
  ただし、生まれたのは二百年以上前です。
  彼女達はまったく何の変哲もない村娘でした。非常に頭が良かったのですが、
農業と狩りという経験のみが物を言い、寺小屋すらない閉鎖された社会にあって、
それは本人にすらわからない事柄でした。
  器量好し揃いと評判の三姉妹の長女だった彼女は、十五歳で村の幼なじみと結
婚し、十六の時に一児をもうけましたが、その年の終わりに悲劇が起こります。
ある時、奇怪な妖怪の一団が村を襲いました。妖怪たちが素早く訪れ、素早く去
った後、立っていたのは彼女と妹の《雷》だけでした。他の村人は夫も、そして
子供も目の前で殺されました。《雨》は妖怪達に連れ去られました。そして《雷》
に説得され、村人たちを全員埋葬した後、彼女達は復讐と《雨》の救出に旅立ち
ました。
  その旅はじつに百年近くに及びましたが、彼女は《雨》の救出という誓いを果
たしましたが、もっとも強く望んでいた復讐はいまだ完全には成し遂げられてお
りません。
  現在、彼女はこの街にいます。その理由は多分《雨》の欄で語られるでしょう。
  無感情、冷静沈着、冷酷無比を絵に描いたような性格ですが、ときおり狩人と
しての遊び心を出してしまいます。曰く、狩りは楽しむものだ。とは言え、生活
の為の狩りでは決して遊ぶ事はありませんでした。純粋な楽しみで狩りをする時
のみ、遊び心を出すのです。たとえば、妖怪や人間を狩る時などに・・・・
  もともと彼女は、頭が良いという以外に特筆すべき才能を持っておらず、運動
能力も一般人並みしか持っていなかったのですが、二百年に及ぶ歳月をほとんど
戦いに費やしてきた彼女は、多方面に渡る大量の知識と経験を持っています。
  主な武器は変化の術で知られた龍螺仙人から奪い獲った鋼弓です。普通の人間
には引く事どころか、持ち上げる事すら出来ないのですが、瞬間的に肉体を強化
する気功術を会得している彼女には、比較的簡単に引き絞る事が可能です。その
威力は本編にも書かれていたとおり、ダイヤモンドですら打ち砕く事が可能です。
また、戦いには主に弓矢を持っていきますが、それ以外にも槍や刀等、あらゆる
武器の達人でもあり、素手での戦いもそこらの超人達にひけを取りません。また、
巫蠱の仙術も少しばかり使う事ができます。
1
 《雷》 

  年齢――不明。結婚歴――なし。性別――女。職業――不明。
  本名、不明。
  鬼頭三姉妹の次女です。
  典型的な熱血少女――少女と言っていいのかどうか分りませんが――です。
  がむしゃらに突っ込んでいっては妹や姉に迷惑をかけており、反省しない割り
に良心的で、情にほだされる所があります。敵と見ると取り敢えず手を出します。
しかし、その割りに奇妙にこざっぱりとしていて、冷めている所もあり、意外に
鈴原トウジと気が合うかも知れません。
  現在はシンジに初恋の真っ最中です(!?)。
  姉と同じく、凄惨な過去を背負っているはずなのですが、あまり復讐などには
あまり賛成していません。ではどうして姉を復讐の道に誘い込んだのかというと、
姉をあのまま放っておいたら自殺でもしそうな雰囲気だったからです。三姉妹の
中では最も家族想いなのですが、それを口にするのを恥ずかしがるところなどは
やっぱり典型的な熱血少女です。そういった場面はありませんでしたが・・・
  二百年も生きているわりには精神的にほとんど成長していないとも言えます。
  得物は五遁木行の達人で知られた悠季仙人から奪い取った黒鉄の棍です。
  姉と同じく、単なる村娘の一人に過ぎなかった彼女ですが、やはり二百年の間
に様々な技術を身につけ、いまでは平均的超人達なんかが束になっても叶わない
ほどの力を身につけています。魔法は一切使えませんが、格闘に関しては三姉妹
随一です。
1
 《雨》 

  年齢――不明。結婚歴――あり(一回)。性別――女。職業――不明。
  本名、不明。
  三姉妹の末妹です。
  千年ほど前に人間の騙し討ちに遭って殺された、中国の妖怪達を統べる五公主
の一人の遥碑の妻である律花の生まれ変わりです。三姉妹の村は、彼女の存在を
知った遥碑が、妻を取り戻そうとしたついでに壊滅させられました。姉の二人が
殺されずにすんだのは彼女の姉妹だからという、ただそれだけです。
  様々な紆余曲折の末、彼女は遥碑の元で五行の方術を学び、ついに木火土金水
全ての行を極めた《玉》の術師を名乗るほどになりました。また、律花であった
頃の記憶も遥碑によって取り戻されており、それと同時に強大な妖力も取り戻し
ました。
  ただの村娘であった頃の記憶と、妖怪たちの女王たる律花であった頃の記憶と
が混在し融合してしまったので、夫である遥碑を愛していながらも憎悪していま
したが、彼との間に生まれた息子(『律花』が生んだのであって『彼女』が生ん
だ訳ではありません)の明公は無条件で愛していました。しかし、姉の《風》が
遥碑を倒したさい、遥碑は自分の魂を明公の魂と連結させ、明公ともども強力な
封印で封じ込め、完全な消滅を免れました。明公を愛している彼女は封印を解く
為に必要な人間の魂――すなわち碇シンジの魂を探して姉と共に、この第三新東
京市に流れてきました。
  律花としては碇シンジは封印を解くのに必要な鍵としか見ていませんが、村娘
の《雨》としては恋心にも似た気持ちを抱いています。が、どちらにせよ封印が
解かれれば息子の明公だけでなく、夫の遥碑までもが蘇ってしまいます。今でも
遥碑を憎悪する《風》がその時にどういう行動に出るのかは分りませんが、少な
くとも、彼女は(律花だろうと村娘だろうと)その為に姉と刃を交える事になろ
うとも躊躇はしないでしょう。
  彼女の行使する『世界のバランスを崩す』為の方術は、『世界のバランスを取
る』為の五遁の仙術とは根本的に相反するものなのですが、効果の方はどちらも
極めて似通っています。律花の姿をとって本来の妖力も行使すれば、彼女はほぼ
間違いなく第三新東京市で最強の一人なのですが、彼女は何となく律花の妖力を
行使する事を嫌っています(律花も『彼女』なので妙な言い方ですが・・・)。
1
  《オメガ》 

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――男。職業――不明。
  本名、不明。
  謎の男です。
  SI促進委員会を統率する身でありながら、委員会の運営には全く目を向けて
いません。ときおり《オメガ条約》に代表される様々な活動を行いますが、それ
らの活動は、見る人が見れば、ただ自分の遊び場を守る為に行っているようにし
か思えません。
  しかし、彼は委員会に属する者には助力を惜しみません。
  人の才能を見る目が非常に優れていると思われ、彼は信頼する幹部をとおして
新しい委員達に、各人に合わせた最適の訓練を施します。それらは主に非合法で
あったり、非道徳的な訓練であったりもしますが、それらは委員会が第三新東京
市の強豪にまでのし上がった最も大きな要因でもあるのです。
  彼は委員会を発足させた当時、『カイン』と名乗っていたという以外、ほとん
ど完璧に謎に包まれた人物です。
1
  御清糾恋愛教団 
  北王  

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――不明。職業――薬局の店長。
  本名、不明。
  北王は《ナインズ》の第四階梯の幹部魔術師として、日々地道にエリクサーの
調合に精を出していたのですが、ひょんなことから親友の《鬼影》に引きずられ
るかたちでこの街にやってこさせられました。
  西洋錬金術に関しては非常に卓越しており、主にエリクサーで大幅に強化した
ゴーレム製作を得意としています。
  実は、第三新東京市の一角に自宅を持つ身であり(なんと!モダンな二階建て
の新築一軒家で、苔と蔦の這う崩壊寸前の幽霊屋敷ではないのです)一階で薬局、
二階が自宅、地下で錬金術の研究やゴーレムの製作などを行っています。薬局に
は超美形の男女のホムンクルスが接客をしているので、一日のほとんどを地下で
過ごしています。
  性別不明の美しい顔立ちなので、近所の奥様方には非常な人気がありますが、
地味な上に内気な性格なので、あまり誰かと会話する事はありません。
  四天王唯一の自宅持ちの上、北王の造った可愛いゴーレムやら流線形のボディ
を持ったカッコイイゴーレムがたくさん自宅をうろついているので、《鬼影》や
他の四天王、最近は近所の子供達も頻繁に遊びに来ます。が、押しかけて来ちゃ
荒らし回っていくので、家は常に清掃用のゴーレムが何体も動き回っていますが、
あまり可愛くないし格好良くもないそれらは悪戯書きやら何やらで非常に『奇抜』
な姿にされてしまっています。
1
  南王  

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――不明。職業――保健所の所員。
  本名、不明。
  北王の弟子でもあります。
 《ナインズ》の第二階梯の幹部候補として将来を嘱望されていたのですが、尊敬
する師と《鬼影》の二人が組織を抜けるというので、半ば強引に彼女らに同行し
ました。
  厳格で真面目で強気で朴念仁という手に負えない人格を持っています。
  南王の錬金術の才能は大きく師匠を凌いでおり、その技術は既に北王に肉薄し
てきています。北王としては自分の弟子が大成するのは非常に良い事だと考えて
いるので(どうでもいいと考えているのかも知れません)、自分の持つ魔道書や
秘密の知識を惜しげも無く南王に与えています。
  師に恵まれた、とも言えるのですが、贅沢にも南王の理想の師の姿は、非常に
厳格だが実は弟子想いの優しい師匠、であり、そういう面で大らかすぎる北王は
少々不満の種です。昔、北王に向かってそう言って非難した時の返答が『弟子が
しっかりしてるんだから問題ないんじゃない?』という、予想通りの返答でした。
 『青は藍より出でて藍より青し』とは良く言ったものです。
  また、南王は勤勉かつ良心的な保健所職員でもあるので、貰い手を見つけたと
いう口実で実験動物に事欠きません(ホントか?)。
  南王は北王と同じく、自分の技術を磨く事を至上としています。したがって、
あまり主義主張は持っておらず、権力にも興味はありません。ただ、南王の得意
とする新生物の合成には非常に金がかかるので、時々非合法な行いに手を貸す時
もあります。
1
  青天  

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――女。職業――ゲートキーパー(?)。
  本名、不明。
  西天と青天、どちらも同じ意味でありながら、どちらにするか真剣に悩んでし
まったというキャラクターです。
  彼女は我々の宇宙から遠く離れた平行宇宙で、まったく別種の生命体に育てら
れた、第16307宇宙支部第182銀河団第65銀河系分署第5890太陽系
地区担当副主任のゲートキーパーです。
  ゲートキーパーとは召鬼術師ともサモナーとも言われる召喚師の亜種ですが、
どちらかと言えば空間をねじまげる風水師の方が近いかも知れません。
  その仕事は第三十五章のどこかに書かれているとおり、同次元の平行宇宙の全
てを核物理的平衡状態にする事です。そんな事をして何の得があるのか、彼女達
ゲートキーパーの方々にしか判らないでしょう。なにせ、後三十億年もかかると
いうのです。間違いなく地球上に人間は生存していないでしょう。
  彼女の生まれは地球に違いないのですが、その仕事柄、非常に過酷な環境下で
の作業が要求されますので、遺伝子レベルはもとより原子レベルでも彼女の肉体
は地球の(或いは我々の住む宇宙の)生物とはいえません。さらに彼女の肉体は
年老いる事はありませんし、また、脳細胞が死滅する事もありません。非常時の
際には肉体のスペアが保管されています。
  彼女の仕える《鬼影》は、強力な力を持つ魔術師とは言え所詮人間です。なぜ
ゆえに彼女が人間ごときに仕えているのか?それは彼女がゲートキーパーとして
の仕事を果たす際、どうしても巨大なゲートを設置する事が必要で、そしてそれ
を人間達から隠す為に信用の置ける者の協力が必要だったのです。
  ここで一つ言っておくと、彼女には七人の前任者がおり、名前はバエル、アス
モデウス、ペイモン、ベリアル、ピュルサン、ビレト、ザパン。
  ピンと来る人も多いでしょう。それらは全て悪魔の名で知られています。彼ら
はゲートキーパーとしての仕事を果たす為、人間との契約を結んでいたのです。
そして彼女もそれに準じ、彼女を召喚した相手、すなわち《鬼影》と契約を結び、
その協力の代償として《鬼影》に仕える事になったのです。
  したがって、個人的には碇シンジに対して何の感情も持っていません。
  また、同じ理由で人間に仕えている彼女の同僚が九人、太陽系担当ゲートキー
パーとして勤勉かつ真面目に働いています。
  典型的古典的漫画的学者肌の女性で薀蓄と些細な間違いの訂正に命をかけてい
ます。従って、第三新東京市でも最強クラスの実力を誇る彼女ですが、長い説明
台詞に熱中する余り、仕事を失敗する事もしばしばです。しかし、それは決して
自分の責任ではなく、運が悪かったせいだと信じています。
  年齢は秘密、との事ですが、四百歳以下であるという事は確認済みです。
1
  東天 

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――女。職業――不明。
  本名、不明。
  ヴードゥーの黒魔術師。両の手でロアに仕える者、すなわちボコール。
 《ナインズ》において第五階梯の幹部でもありました。
  彼女はロアにイニシエート(昇華。生きながらにロアと化す、不死の術と言わ
れます)した強大な力を持ったボコール(邪悪なペトロの儀式を行う魔術師)で、
黒魔術の守護者であるバロン・サメディ(死、墓場、ゾンビーの神。人を狂暴な獣
に変えてしまうと言われています)に仕えています。
  ロアとは主に精霊と呼ばれていますが、ある説では死んだ人の魂です。その中
でも特に強大なロアは神と呼ばれています。
   彼女が《鬼影》についてきた理由は、彼女が数年前に、ある強力なオウンガン
(ヴォドゥンの実践者、司祭)を長とするソシエテ(オウンフォール(神殿)の基礎
となる団体)のガルド(破魔、魔除けの魔術)によってその存在を消滅させられかけ
た時に助けられた恩があったからでもあり、また《鬼影》が積極的なバカ(悪魔)の
崇拝者だったという理由もありますが、基本的にはそっちの方が面白そうだったか
らという理由です。
  彼女は地下廃棄区画の一つに自分のオウンフォールを持ち、オウンシス(ソシエ
テのメンバー)の中から選び出した美男美女のラプラス(オウンガンの見習い)に
アンスタール(憑依)しては北王の家へ行き、ゴーレムやらホムンクルスやら、時
には北王にイタズラ(とても詳しく言えません)をして遊んでいます。
  本編に出てきたゾンビー達は彼女が造ったわけではなく、彼女のオウンシス達
が即席で造ったものです。ゾンビーはそれに対応したヴェヴェ(魔法陣)を描き
ゴヴィ(赤い粘土の壷、ロアを召喚し、制御し、住まわせる為の物)を使って力
の弱いロアを召喚し、支配し、死体に宿らせ、制御してはじめてゾンビーとなる
のであって、いくら強力とは言え、たった一人が僅かな時間で何体もゾンビーを
造るという事は出来ないのです。
  もともと彼女の力は直接的な戦闘向けのものではなく、呪いによる疫病や災厄
など、あくまでも間接的なものです。
  また、彼女はボコールになる前は愛と情熱の女神であるエルズリ(最も美しく、
最も官能的な女性にして幻の女王)に仕えていたオウンガンでした。したがって、
そっち方面の経験と技術(色々ありますね)にも長けています。
  シンジは・・・・・・まあ、いわゆるおネェさんが食べてみたい獲物です(爆)。
1
  《鬼影》 

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――不明。職業――不明。
  本名、不明。
 《教団》の創始者であり、リーダーです。が、実質的な組織の管理は四天王に
任せっきりです。
  奔放かつ享楽的な上に刹那主義で退廃思想家の天才です。
 《ナインズ》に入ったのも、悪魔崇拝者となって黒魔術師となったのも単なる
お遊び、もしかしたら面白いかな、という理由で始めたに過ぎません。そんない
い加減な理由で組織の大幹部に上ってしまうのですから、その才能はたいした物
なのでしょう。
  そして、その天才《鬼影》が始めて本気になって手に入れたいと思った人物。
それが碇シンジです。
  彼の一体何処に惚れたのかは定かではありません。
  なぜなら彼は、彼の説明にもあるようにあまりに多くの物を持っているので、
それ、と断定する事は極めて困難なのです。
  また、《鬼影》が何処で生まれ、いつ《ナインズ》に入ったのか、第八階梯の
幹部としてどのような働きをしていたのかを知る者は極めて少数です。
1
  第三新東京市 
  相田 ケンスケ 

  年齢――十五。結婚歴――なし。性別――男。職業――中学生。
  生粋のミリタリーオタク、写真マニアであり、碇シンジの親友の一人です。
  彼はオタクとしてはいわゆる『活動派』であり、たった一枚の写真を撮る為に
野を越え山を越え、海を越え空を越える事すら辞さない人間です、その趣味にか
ける情熱は熱くて大きく、ときおりシンジやトウジ達を巻き込んでの騒動を引き
起こします。
  金に目がなく、ときおり臨時収入として『いい写真』の売買を行う事がありま
すが、ケチではないと思われます。
  彼の夢はいつかエヴァのパイロットになることです。もしかしたら、そのため
のインサイドワークとしてシンジに近づいたのかも知れません。
1
  鈴原 トウジ 

  年齢――十五。結婚歴――なし。性別――男。職業――中学生。
  熱血ジャージ男との評価がありながら、ときおり冷めた言動が目立つシンジの
親友の一人です。
  四番目のエヴァのパイロットとしてシンジに握り潰される運命にありました。
きっと、将来においても時々握り潰される運命でしょう。
  片足を失ったのではないか?という疑問もありますが、ここではどういう訳か
五体満足で元気に歩き回っています。その理由はきっと、非常に恐ろしい理由が
あるのでしょう。
  妹が一人おり、だいぶ前から怪我で入院していたのですが、やっぱり今でも入
院中のはずです。
  本来、彼はNERVの項で取り上げるべきだったのかも知れませんが、何とな
くこっちの項で取り上げる方が、らしい感じがしたのでそうしました。
1
  洞木 ヒカリ 

  年齢――十五。結婚歴――なし。性別――女。職業――中学生。
  清楚な雰囲気を漂わせていたしっかり者。
  学級委員でもあり、アスカの親友でもあります。
  恐らく今回の事件で一番の被害者です。
  現在は鈴原トウジと伊吹マヤ以外の人間を識別する事は出来ないようです
(その識別の仕方も非常に『変わって』いますが・・・)。
  彼女について、これ以上多くは語らない事にしましょう。またいつの日か、
元のイインチョウとして、元気な怒鳴り声を聞かせてくれる事を祈るのみです。
1
  お舘(お屋形)  

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――女。職業――不明。
  本名、エルトムーテ・シュタルンベルク。
  いきなりお詫び。彼女の呼び方の『お舘』は大きな間違いで、本当は『お屋形』
です。お舘だと、ただのお屋敷の事になっちゃうんすよね。
  それはともかく・・・・・
  第三新東京市を取り囲む山の何処かにひっそりとたたずむ古い洋館の主です。
  街の住人のほとんどは洋館が存在する事すら知りませんし、ましてそこに人が
住んでいる事などは知る由もありません。
  有力組織の幹部ですらその事は知らないのです。
  しかし、彼女は確実にそこに存在し、第三新東京市の様々な狂宴を静かに見守
っています。非常に冷酷でもありますが、同時に優しい女性でもあります。
  彼女はアイルランドで生まれました。当時の彼女は十七歳で、既に子供がいた
のですが、処女の血を好むという吸血鬼の中にあって、彼女があまりに美しすぎ
た為かは分りませんが(変わり者だったという説が有力です)、その土地に住ん
でいた吸血鬼によって血の接吻を受けて以来、じつに五百年に渡って生きてきた
強力な吸血鬼です。
  彼女は今から百年ほど前に日本に渡ってきました。しばらくは慎ましい生活を
送っていた彼女ですが、今から二十年ほど前に彼女の好みに合いまくった女性に
出会います。その女性は彼女の遠い子孫だった上に、既に処女ではありませんで
したが贅沢は言えませんでした(どうしてもというなら幼女趣味に走らなければ
いけないような時代だったので)。そして、なんとか血の接吻を施し、その女を
自らの眷族として迎えた時、自分の犯した間違いに気付きました。
  その女性はすでに妊娠していたのです。
  結局、その女性は吸血鬼のまま子供を産みました。それがテンゴです。
  しかしながら、呪われた一族の者は正常な種の保存ができません。子供を産ん
だ女はその瞬間に消滅しました。
  彼女の養女となった赤ん坊は、どういう訳か非常に彼女自身に似た姿に成長し
ました。
  テンゴは前にも述べた通り、吸血鬼でありながら吸血鬼ではありません。血を
吸わなければ生きていけませんが、同時に普通の食べ物も食べなければ生きてい
けません。人と同じように年を取りますが、太陽の下で活動する事ができません。
なによりも、テンゴは子供を孕む事も眷族を作る事もできないのです。
  彼女はテンゴをどうにか普通の人間に戻してやりたいと思っています。
  彼女が今も生きている理由はただ一つ、娘のテンゴへの贖罪なのです。
1
  フール  

  年齢――不明。結婚歴――不明。性別――男(オス?)。職業――不明。
  本名、フール・シラー。
  お屋形に仕える初老の執事です。
  単なる執事かと思ったら大間違い、彼はお屋形に長年仕えている獣人達を率いる
もっとも力のある獣人、巨大な人虎です。
  彼の家系は五百年に渡って常にお舘に使えてきました。
  彼にとって、世界は全て彼女を中心に回っており、彼の全てが彼女のものであり、
彼女は彼の全てなのです。
  彼は彼女に仕える事に疑問を抱いた事はありません。彼女に仕える事こそ彼の喜
びであり、存在意義なのです。
1

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