筆者後書き
え〜、久しぶりに、そして衝動的に書き上げた短編、「我、泣き濡れて」でした。
如何だったでしょうか?
初のCREATORS GUILDへの投稿作品です。
本来ならば記念品としてお送りしたかったのですが、世の中の変動の動きが余りにも早過ぎる為、この時期まで遅くなってしまいました。
(ええ、ええ、つまり仕事がバタバタしてたっちゅー事ね(^^;)

さて、書き終わった後に思った自分自身の感想は…
「また、LASっちまったか??」
というものです(汗)
いや、でも、今回のこの話しはちと今までとは違うスパイスで味付けしてみました。
それだけに、悩んだ事も少なくはない作品です。
作品には沢山の隠し味「問い掛け」をしたつもりです。何所まで読み取っていただけるかは読者の方々にお任せします。
大きなテーマとしては「日々刻々と生きる」ってな事でしょうか。
舞台は極々普通の生活の一部を書いてみたつもりです。危うくこのまま鬼畜モードになり、下手をしなくてもX指定物を書き上げてしまう部分も幾つかはありましたが…(爆)

「エヴァンゲリオン」というこの作品のパロディ小説は一体どれ程の数が世の中に出まわったのだろう。
様々なシンジ、アスカ、レイ、ミサト…人それぞれのキャラクターもあり共通のキャラクターも居て…。非常に面白い世界です。
その中で交わされる議論や批評の中で、「リサルさ」と言う言葉を偶に見かける事があります。
「リアルさ」って何だ?
元々SFと言うジャンル(になるのだろうか?)で世の中に出てきた「新世紀エヴァンゲリオン」。
それ自身がフィクションでありファンタジーであり、非現実的な物語。だが、エッセンスとして物語中に出てくる人物達が、今までのアニメに比べて余りにも「人間くさい」ものを持ち合わせている事に私は驚きを感じました。
戦う事、奪う事、殺す事、生きる事。様々に考え、そして悩む場面。ん〜、人間クサいっすね(笑)
その人間くさい連中を、さらにリアルに表現する。
難しいですね。
たった二十六話分の小さな物語で語られている人物達。その世界を更に広げ、その人物達をよりリアルに表現するには余りにも少なすぎる資料です。
彼らがどう考え、どう行動し…。結果は想像の範囲内で十分フォロー出来るのですが。 14歳の中学生、しかも似たような環境下で育てられた人にインタビューしてみるまでは分かりませんね。
私は常々気を付けているのですが、主人公であるシンジは「14歳の子供」であり、作者である私の代弁者では無い事。
シンジがやたら大人びた台詞を言ってみたり、大胆な行動に出る…。そう言った事はなるべく避けているつもりです。
だが、経験上でしか物事は語れないもので、自分の14歳であった時の事を薄っすらと思い出しながらでしか出来ない、つまりその人物はシンジではなく、限りなく自分の14歳の時に成りがちです。
(薄い記憶の14歳。うう〜、わだち(私)の青春を返ちぇぇええ〜〜!!(T-T))
この作品のシンジ、そしてアスカもリアルかどうかは分かりません。けど、成るべくリアルっぽくは書き上げたつもりでは居るのですが…。
「シンジとして」「アスカとして」のリアルさ追求するには私の人生経験はまだ余りにも浅過ぎます。
特に恋愛に関しては…ですね。(T-T)
この、私の強引な一人よがりを楽しんでいただければ幸いです。

ああ、この手の話しを書いてしまうと、ついつい長くなってしまうな…。
自分のボキャブラの無さが恨めしいです。
今回はこんな所で…
感想を是非くださいな。心の底からお待ちしております。

ではまた次の作品でお会いしましょう。
(チャットや掲示板で会えるやん!?と言うツッコミはナシです。)






洗濯終了と同時に小説を書き上げた稀な日
西暦1999年4月25日
大阪自宅にて。
maxfill(morins@a2.mbn.or.jp)


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