「あぁぁ…ん…ぁ…っっ…ぁぁぁ…ぁんん…っ…」

 

上げた顎を下に、そしてまた俯いて顔を左右に振りながらまた喉を上げ

何度も顔を動かしながらシンジの舌先の動きに悶えるレイ

動かせない手にもどかしさ感じながら胸元でちろちろと動く舌先と吸い込むシンジの唇

その表情を時折見つめてはまた顔を動かして視線そらす

シンジは一通りの刺激を与えた後そっと唇を離す。

迫り出す胸、唾液でぬめりてらてらと光りながら

 

「ふぁ…っっ…ぁ…」

ちゅぱっ

「あふっ、」

 

レイは音がして離れる唇に脱力感覚えながら空気が胸に染みるのを感じて

シンジは後ろ手のままそっと頬にキス

顔を覗きこみ答えのわかった質問をする

 

「レイ………こういうの、いや?」

「んっ…」

 

優しいシンジの唇を頬に受けてそっと瞳閉じながら顔を左右にゆっくり振って

レイはまた瞳開けて見つめ返して答える。

 

「や…じゃ…ない…」

「ん………よかった」

 

にこりと微笑みレイの身体を反転させ後ろから包み込むように抱きしめるシンジ

 

「ん…」

「………アっ………」

 

ほっと、包み込まれ安心するかのような心地よさ感じて背筋反らして

シンジにもたれかかるようにレイは身体預けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ふ・た・り
第六話外伝
『愛』
その2














シンジはうなじに唇を這わせたまま手を回し再び太股をまさぐる。

滑るように指先は動く

 

「ぁ…っっ…」

 

レイはうなじから感じる唇と舌先

太股から広がる気持ちよさ身を任せて感じるままにシンジに身体預ける。

 

「んぁ…ぁぁ…ぁ…」

 

シンジはさらに左手で乳房を揉み回しながら右手は下半身を這う

太股から脚の付け根、わざと核心に触れないかのようにしながら

 

「ぁぁぁ…ぁっっ…ん…」

 

レイの身体がひくひくと動く

うなじと乳房とふとももの焦れったいような

核心に触れられる前の焦れったいような心地よさに

シンジは内股をくすぐり足を開かせるように

左手は再び乳首を摘み、軽く引っ張りながら左右に捻る

未だに立ったままのレイは徐々に前のめりになっていく

膝を合わせて肩をすぼめて擦り合わせた互いの太股から、自分がとても濡れているのを感じる

 

「ひぁ…ぁんん…っっ…」

 

切なさに折れた膝を真っ直ぐにして足を開いて迎える、シンジの指先を股間へ

シンジは開かれた足、その間に手を滑りこませ下着越しに中央の部分に触れる

下着越しにもかかわらず触れた瞬間に聞こえるくちゅっという音

レイはその音に羞恥と快楽に身を震わせる

引っ張られた乳首から少し鋭い快感が広がる

乳房から全身へ、脳まで駆け上がる

シンジは濡れてる部分を指で擦り乳首を刺激しながら軽く耳たぶを噛む。

吐息混じりに耳元で囁く

 

「レイ………すっごく濡れてる………」

「はっ……ンンん………!」

「そんなに気持ち良かった?………ふふふっ………」

「ふぁっっ…!!!」

 

レイはびくっと身体を震わせる

触れられた指先の感覚に電流が走るのを感じる

どれだけ自分がその指先待ち望んでいたかそれで思い知る

シンジは布越しに判別できる膨れた小さな蕾、クリトリスを中心に円を描くように指先は動く

その度に感じる湿り気

けして中心に触れようとしないシンジ

 

「いぁ…ぁ…シンジ,シンジ…意地悪…やぁ…」

 

前のめりになったまま足を開き、腰を少しだけ突きだした格好のまま

レイは顔をふるふると左右に振る

言葉と耳元に感じる吐息と乳首への刺激とその巧みな指先に

とろりと身体の奥から溢れてくるのを感じながら

レイはにちゅぅ、にちゅっと自分の下半身から聞こえてくる音と

音と共に響いてくる快感に全身から力抜けそうになりながら

背中から荒いシンジの息遣いを感じる

シンジは今度はクリトリスを弄びながら左手は胸を激しく揉みしだき

囁くは快楽への誘い

 

「意地悪するのは嫌だからね………、レイかわいそうやからもうやめようか………?」

「ぁぁ…ぁんぅ…っっ…」

 

レイはふるふると首を左右に激しく振る

 

「やっっ…ぁぁ…んんん…」

「くすくす………レイは我侭だね………」

 

耳元で囁きつつ右手を下着の中へ焦らす事なくクリトリスを直接擦り上げる。

蜜が手を濡らし滑りを滑らかなものにしていく

 

「あぁぁぁぁっっっ…っっ…!!」

「いい?気持ちいい?」

 

レイの身体が弾かれたように飛び仰け反り、なんども首を上下に動かす。

鋭い快感に背筋、びりびりと響いて

 

「ぁぁぁ…っっっ…シンジぃ〜…っっ…」

 

身体の奥からどく溢れてくるのが分かる

レイは自分の愛液で濡れたシンジの指が這い回るの感じて

シンジは左手の胸への刺激する。

そして右手のクリトリスへの刺激

シンジは双方をいきなり激しくし、繰り返す、何度も

レイは激しく弾く指先の動きに翻弄されるかのように

頭また左右に振って快感散らすかのように、シンジの腕の中で妖しく淫らにうごめく

シンジはその行為を続けながら耳元で優しく囁く

 

「レイってイヤラシイ………」

「あぁぁぁぁっっ…ぁぁぁぁっっ…あぁ〜〜っっ…!!」

「それにカワイイ………」

「シンジ、シンジぃっ!」

 

折れ曲がる膝、前のめりになる身体

ただ、シンジ、シンジと身体震わせて

 

「んぁぁぁぁっっっ…」

「キレイでカワイクて………淫らなレイ……大好き………」

 

シンジの言葉がレイの耳の奥から脳に響いて身体に染み渡る

背筋がぞくぞくする快感

シンジは手の動きを更に激しく、狂ってしまえとばかりに

 

「レイ………このままイキたい………?」

「あぁぁぁっ…あぁぁぁ…あぁぁ…っっんぁっ…」

 

喉の奥が渇くくらい喘ぐレイの声、喉の奥から迸る

 

「イカ…せて…っっ…シンジ…っっ…ぁぁぁ〜………」

「ホント?」

「イカせて………ほしいの……イクの……っっ、んん………」

 

レイの膝が合わさって太股締まって行く

シンジの手を太股に挟み込んで自分のクリトリスに更に押しつけるかのように締まって

 

「ん………わかった」

 

シンジは了解の代わりにクリトリスを摘む。

ぬるぬるとした感覚のまま2本の指が激しくクリトリスを擦り上げ

 

「っっっっっ…ああ”あ”あ”あ”っっっ………!!」

 

痙攣するかのように、クリトリス擦られてびくびくびくっと身体の奥から震えが来て

シンジはさらに左手は乳首を強くきゅっと摘む。

左右に捻る手も激しく、早く

 

「シンジぃ…………っっっっ…っ…」

 

前のめりになった身体背筋だけ伸びて

 

「い…き…たいの……いく…いって…い?いって…いぃ?ぁぁ…………っっっ…」

 

シンジは行為を続けながら駄目押しのように囁く

 

「我慢しないでいいよ………」

「イキたいときはイッていいんだよ………」

 

シンジが耳元で優しく

そしてイヤラシク囁く

まるでレイに対抗するように

その瞬間、乳首とクリトリスを強くきゅぅっと摘み

 

「んぁぁぁっっっ…!!!」

びくびくびく…っ…

 

レイは大きく体を痙攣してシンジの言葉に導かれて

 

「ぃく………………………っっっ…………………っっっっ…………!!」

 

乳首とクリトリスの刺激に意識が白く弾け飛ぶ

シンジは腕の中で跳ねる身体その後崩れ落ちるのを後ろから抱き抱えるように支える

 

「んぁ…………ぁぁ…………っっ…」

 

そのまま優しく抱きしめる。

お互いの体温を分かち合うように

レイは抱きかかえられたまま

そのまま、しばらく

シンジもしばらくそのままの態勢でいた。

レイの意識、呼吸が整うまで

レイははぁはぁと息出しながら

シンジは抱きかかえたまま後ろからささやく

 

「くすす………レイは立ったままイッてしまいました………」

にっこり

 

レイはくるりと振り返ってシンジに抱きつく

正面から顔をシンジの胸に押しつけるように

シンジはその身体を受け止め包むように抱きすくめる。

 

「んく…ン………っ………」

 

喉の奥が渇いて引っかかる感じがして何度も唾液飲み込みながら

シンジの胸に頭を預けたまま。レイはゆっくり首を左右に降る

徐々に激しく左右に振って

 

「だめ…………」

「なにが?」

「ワタシはよかったの…………シンジ…」

「それあよかった」

「でもワタシにばっかり…ダメぁ…よ…」

 

シンジの胸を抱きしめたまま、レイはぎゅぅぅと強く強く抱きしめたまま呟く

シンジはそっとその髪優しく撫でながら

 

「いいんだよ………」

「でも………」

「レイが気持ち良ければボクも気持ちイイんだから………」

「イカせたのは…シンジ…んん…」

 

レイはもぞもぞと手を動かして身体の正面からシンジ股間に手を伸ばそうとする

 

「だって…ダメ……ワタシ気持ちよかった…」

「だから…シンジも気持ちよくなって欲しい…の、ん、」

 

ほっそりと伸びた手の動き、そのままに耳元でそっと囁き

ズボンの下の股間の者を探り当てる。

 

「じゃあ………レイとしたい………」

「ン………」

「レイと、一緒に気持ち良くなりたい………」

「ん……一緒…気持ちよく…なりたい…シンジと…一つになる…?一緒…ね…?」

「ん………」

 

シンジは微笑む

レイはそっと股間に手を持っていく

握りしめる、シンジを、大きくなってるシンジを握って

 

「シンジも感じた…?ワタシ見て?」

「うん、レイいやらしくて、とてもキレイで、感じた」

「うれしい………シンジ…………」

「そう?それじゃあ、選択権をレイにあげる………」

「え?」

「どんな格好で一緒に気持ち良くなりたい………?」

 

シンジは無邪気な笑みのまま顔を覗きこむように聞く

 

「んぇ?…ぁ…ぅ…っっ…」

 

レイはその白く秀麗な顔を赤くして視線そらす

 

「な……やぁ…選択って…ぇぇ?」

 

シンジはレイの前髪をかき上げ額にそっと口づけする。

 

「レイのしたいように言ってくれればイイ………」

 

レイは少し、睨むような目つきでシンジを見つめ返しながら、紅潮した頬のまま

 

「ほんとに…意地悪……」

「わかってる事でしょ………?」

 

にっこりと微笑んで見せるシンジ

レイはすぐに溶けそうな顔になって

 

「…どれでもいい…シンジと一つになれたら」

「そう?」

「…何でもいいの………でも、抱き合って…一つ…なりたい…」

「ん、」

「返事にならない?」

「いえ、かしこまりました………」

 

微笑むとレイの身体を抱き上げ、ゆっくりベッドへと進む。

レイはシンジに抱きついたままベッドに運ばれ身を任す

さっき一度イッたせいか力入らなくて、ただ見つめるだけ

レイの身体をそっとダブルのウォーターベットに横たえ自分も傍に寄る

柔らかなスタンドの光の中

水色のシーツの上に力無く横たわったレイの肢体はゾクゾクするほどいやらしく

そして何より美しい

 

「脱がせてあげる………」

「え?」

「はい、バンザイして………?」

「んぅっっ…子供みたい」

「そうかもね?」

 

バンザイしたまま子供のように服を脱がして貰うレイ

 

「シンジも……」

 

レイもシンジの服を脱がしたがる。

しかしシンジはレイのすでに乱れた服を脱がせるのに余念が無い。

レイのシャツを脱がせ、ブラを取り、そして下着に手をかけ

 

「足、上げて」

「ん………ぅ…」

 

レイは恥ずかしがりながら、それでも素直に足を上げる。

大事な部分見えないように身体捻りながら

シンジはその様子を見つつ,わざとゆっくりとブラとお揃い青のショーツを脱がしていく。

生まれたままのレイの身体を眺めながら自分も服を脱ぐ

レイもシンジの服が脱がせたくけだるい身体を動かし手伝う。

トランクスを脱がされたときは今度はシンジが固まった。

レイは裸のまま服を脱いでいくシンジを手伝いながら見つめる

 

「……やっぱりキレイ……」

 

冴え渡った日本刀の刀身のような、引き締まった長身なシンジの裸体

全裸に成ったシンジは突然レイに覆い被さり

足に手をかけ、半ば強引に足を開かせる。

 

「ぁっっっ………!!」

 

ぐぃっ開かされた脚

それでももはや恐れずシンジだけ見つめて肩に手を伸ばす。

シンジは仰向けの態勢のレイの細腰に自分の腰を寄せ

濡れて光るその部分に固くなった自分自身をそっとあてがい

 

「いくよ………」

「ん…」

 

こくん頷きながらレイは自分の腰を少し浮かして迎え入れる、シンジを自分の中に

シンジはゆっくりと腰を進める。

ぬるりとした感覚と共に感じる暖かな締めつけ

 

「………んんっ………」

「んぁぁぁ………っっ…!!」

 

レイは喉を反らして喉の奥から声を振り絞る

レイは中を掻き分けて入ってくるシンジを受け止めながら、感じながら

ひくひく蠢く膣内がきゅぅと勝手に締まっていく

シンジが少しずつ入ってくる度に

シンジはそのまま上半身を倒し肌を密着させながら

 

「レイの中………あつい………」

 

そしてゆっくりと動き出す腰

最初は労るように

 

「ン…………」

「ぁ…シンジ…ぅ…ん…」

 

シンジの熱いモノを感じながらぎゅっと抱きしめる

シンジの肌の感触、身体の重みを感じながら

 

「ぁ…ぁぁ…ぁ…」

 

ゆっくりと動くシンジの手首にしがみつきながら

ゆっくり合わせるようにレイの腰が動いていく

シンジは自分もレイを抱きしめながら

腰の動きはだんだんと早く激しくなっていく

 

ちゅ…ちゅ…

 

微かに、擦り合う音が徐々に大きく二人の結合部分から響いてきて

 

「ぐちゅ…ぐちゅ…音が…する…」

「ん………くっ…………」

 

シンジの荒い息、それと同時に動きは更に激しく

 

「ぁぁ…ぁ〜…ぁぁぁぁ…んんん…っっシンジ…シンジ…ぃ…」

 

徐々に早くなる腰の動きに合わせながら、レイの眉間の皺が深くなる

紅の瞳をギュッと閉じて手のひらが宙を彷徨う

レイは切なげな表情でシンジの顔を下から見つめて抱きしめ返しながら

頬に手を伸ばしながらシンジの背中を手のひらを押しつける。

次第にしがみ付く力が強くなり、シンジの背中にレイの爪あとが付いていく。

 

「レイ………っ………」

 

シンジも抱きしめる力を強くする、腰をぶつけるようにその動きは止まらずに

見つめる目は閉じる事なく激しく腰をぶつけながら

 

「シンジ………ぅぅ…ぁぁぁぁ〜…ぁぁぁ…っっ…」

 

レイは膣壁を擦り上げられる度に腰が浮いて中が熱くなる

熱く熱く溶けてぬかるみ、流れ出てしまいそうになるくらいに

そして再び開いた目を細め、閉じることなく快感のうねりに飲み込まれそうになりながら

それでもシンジの顔見つめ、愛おしげに見つめ返してくれるその顔に胸の奥がキュンと弾む

シンジも自然と動きが大きなものに、それと同時に苦悶の表情で

 

「レイ………っ………ボク………もう…………っ!」

「シンジ…シンジ…シンジ…ぃ…」

 

名前だけ呼ぶしか出来ない

 

きゅぅぅ

 

締まる膣内がシンジのモノを飲み込んで形までハッキリと分かるくらい包み込む

 

「イく…!?シンジ…一緒…イく?ぁぁぁぁっっっっ…」

 

レイはシンジの肩をぎゅぅぅぅと血が滲むほど強く掴んで瞳見つめたまま

腰がピクピクと動く

 

「ん………っ………レイ………一緒………にっ!………!!」

 

終焉を迎えるように更に動きを速め、きつく抱きしめ

シンジの身体、ぎゅぅぅぅ強く抱きしめ押しつぶされるほどの体重を感じながら

飲み込まれそうになる、強い快感に

 

「一緒…一緒…シンジ…一緒…イコ!」

「ンん…ボクもイク……っっ…………!」

「イキ…そ…レイ…また…い…く…っっっ…ぁ…っっっ」

「レイ………レ……イ……レイ…………っ!!」

 

瞬間、シンジは激しく腰を突き入れる

最も深いところへ

 

「っっっっ〜〜〜〜〜っっっっ!!!」

 

奥深く貫かれた衝動に身体が弾けるように伸びて

レイがびくびくびくっっと痙攣する

 

「んんっっ………くぅぅっ………!」

 

自らから放出されるもの、暖かなものが広がる

レイの中に広がる

 

「っっっ………ぁぁぁ………っっ………」

 

暖かい感触、身体の一番奥に感じて、溶けそうになりながら意識朦朧として

 

「シンジ…………」

 

注ぎ込まれる熱いものが出し尽くすとぐったりと息をつき

シンジは倒れ込むように抱きしめ

 

「レイ………………」

「ん…」

 

レイは力入らない痺れた腕でシンジを抱きしめ返し、その体重支えながら

 

「シンジ…………」

 

レイは柔らかく微笑む

そして唇を寄せて繋がったまま唇に霞めるようなキス………。

ただ微笑むのみ

 

「んっ…」

 

微かに重なった唇

掠めて去っていくシンジの息を感じながら

 

「くす…」

 

また、微笑み返して…

 

「気持ち…良かった…?」

「ん?」

「シンジ…気持ちよくなれた…?」

「気持ち良かったよ」

「そう…?ワタシだけじゃなくて…シンジも…なれてたら…嬉しい…」

 

シンジは気遣いつつそっと自身を引き抜き、ぐったりと隣に寝そべる。

 

「ん………ホントに気持ち良かったよ………」

「…そう………」

 

微笑みながらシンジの胸に顔を擦り付けるレイ

丸まって寝ころぶように

そしてまどろむ

心地良い疲れに身を任せる。

 

そして二人は静かに寝てしまった。

(おわり)





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