マンションの最上階
飛天神社からレイと別れ、愛車で涼子を送ってきたシンジ
彼を出迎えたのは、ほとんど明かりのともっていない部屋だった。
億ションの最上階、専用のエレベーターを上がってただ一部屋のためのフロアを抜け
そしてカード…キーで玄関を空けると、ほとんど真っ暗だったのだ。
「まずったかな………………これは」
それで、だいたいレイがどこにいるのか検討をつけたシンジは、暗闇の中を危なげなく進む。
二人の寝室を空けると、微かにスタンドの光だけが淡く優しく部屋を照らす。
そんな中、ダブルベットに腰掛けたレイがいた。
一見無表情な
しかし、シンジには良くわかる、明らかに不機嫌なレイだった。
「ゴメンね?待った?」
「おかえり…………………」
「ん…………………ただいま……」
ご機嫌斜めな様子に、玄関で苦笑していたシンジに、レイは無言で歩み寄り抱き着いて
そして互い『御帰りなさい』『ただいま』と口付けした。
抱きついたまま頭半分高い(シンジ196、レイ176cm)シンジを上目遣いに見上げるレイ
その最高級の紅玉もかなわない大きな紅の瞳が揺らいでいる。
「寂しかった…………………………」
「ゴメンね、待たせて」
シンジはレイを抱き止め、抱きしめ
そっと背中をさすりながら言う。
薄いシルクの寝巻きの滑らかさと柔らかなレイの肢体の感触が心地よい
「ん………………………シンジの手のひら、温かい」
「そう?」
「ええ」
「そういや、引越ししてから一度も無かったね」
「…………そうね」
「ひさしぶりだなぁ〜」
「………………寂しかったの…」
「ごめんね…………お詫びに今日はいっぱい可愛がってあげる」
「ん…………それでいいの」
レイはぎゅっと抱きしめ返して背中をなでるシンジの手の感触に力を抜き、頬を寄せる。
そして、シンジは目の前のレイの髪に触れる。
「ん…………………シンジの匂い…………………」
レイは、シンジの胸に顔埋めながらゆっくり深呼吸した。
微かに汗とバイクのオイルと、そしてミント混じりのタバコの匂いと
服に微かについた昼間つけた香水が香るシンジの匂い吸い込む
「レイだって、レイの香り、ちゃんとあるよ………」
心持ち力を込め包み込むように抱きしめ………
そしてレイの蒼銀の髪に顔を埋める。
シンジの鼻腔にレイの甘い髪の香りが広がる。
シャワーを浴びたのか何時もの香水ではなく、レイ自身の香りがシャンプーに混ざって体温の上昇と共に香ってくる。
少しクールで甘い匂い
ふたりは、よくこうして御互いの匂いを確かめ合った。
身体を重ねはじめる前からずっと
それは寂しさを埋める行為だったのか?
でも今はより互いを深く感じる、その扉を開く大事な鍵の一つ
「…………どんな匂い?シンジの嫌いな香りじゃない?」
「んんと………………なんて言うか…………イイ匂い」
「あ、んん、………ふふ………それじゃぁわからない」
レイは心地よさに吐息を漏らしつつ
胸に顔押しつけながらクスクス笑って、そして機嫌が良くなったのか満面の笑みを湛え
腕に力込めたシンジに呼応するかのように、ぎゅっと、背中に細い指を這わせ抱きしめ返した。
シンジは照れながら蒼銀の髪に唇を寄せ、ぬくもりを確かめるよう、キスする。
「上手く説明できないよ」
「ダメよ・・・・・・・ちゃんと説明して」
「そうだね・・・・・・・爽やかで、でもとても甘い匂い、ボクしか知らないレイの匂い」
「あん・・・・・・・・・ふふふふ」
頭にシンジの暖かい息がかかるのがわかってレイは恥ずかしそうに俯き
シンジの胸に顔を摺り寄せ、背中に回した指がシンジの服を掴む。
「とてもイイ香りだよ……………ボクの大好きな匂い。でももっと甘い匂いのするレイも好きだけど」
「ダメ………ちゃんと説明して?…んっ」
「乱れてるレイの匂いもすごく好きだよ、だから……」
誤魔化すように
そしてさらに好きな匂いをレイから引き出すため、レイの耳に唇を滑らすシンジ
吐息を吹きかけるようにそっと耳元で呟く
レイはピクッと反応してくすぐったいように目を細め
シンジを上目遣いで見上げとがめる。
そんなレイを見つつも、クスクスと笑いながら耳たぶを唇で挟み
シンジは吐息を吹きかけるように耳元でささやく
「上手く言葉に出来ないんだ……」
「……ン………そう?」
「でも、とても安心する」
「………ん、安心する?………」
「そうだよ、とても安心するんだ。レイの匂い……興奮もするけど」
「んん!………よかった」
熱い息が耳元にかかるのを感じながら
体の力が抜けていくのを感じながら
時折甘いうずきに身を振るわせながら
シンジの言葉に小さく、レイは胸元に唇の振動だけで伝えるように小さくささやく。
滑るように蠢く舌先が熱い吐息と共にレイの耳を刺激し
シンジの柔らかい唇を感じ
耳たぶを何度も往復する舌先にビクンと体は反応し
レイは膝の裏から力が抜けて行くのを感じて、体重が自然とシンジにかかっていく。
「レイも安心する?」
「安心してなければこんなに身体を寄せたりしない」
「そうだね……」
「………判ってるくせに………」
「はは、そうかも」
「イジワル、あ、」
背筋をな撫で上げる指先にぞくっと鳥肌が立つのを感じ、レイは少し仰け反り
首筋を這い、吸うシンジの唇を感じながら
耳から首筋に降りてくるその頭に頬をよせ腕で抱きしめる。
「言葉で確認したいときも・・・・・・・・・・有るんだ」
「ン……シンジの匂い、安心するイイ匂い」
「そう?」
「いつも包まれていたいって感じる………」
首筋から鎖骨を滑る舌先と背筋を柔らかに這うシンジの指先に
レイは顎をそらせ上を向きながらシンジの頭を抱く腕に力をこめる。
その動きにシンジはさらにその白い首筋に吸うような口付けを何度も何度も振らせ
レイはシンジのアッシュブロンドの髪を指に絡め、弄びつつ熱い吐息を漏らす。
背中の手はレイの背筋から形の良いお尻の辺りまですべる。
「んっっ…ぁ…」
「やだって言っても……もう止まらないよ………」
「ン……あっ……イジワル」
レイはシンジの手から逃れようとモゾモゾと腰を動かすが
シンジの手は執拗に背筋からお尻の間をなでる。
唇は今も舌先を滑らせることは、忘れない。
さらにシンジは顔を下げ、方から胸元にかけて舌を這わせていく。
レイはシンジの暖かく濡れた舌を肌で感じながら、胸元に来たシンジの頭を両手で抱きしめる。
唇から熱い吐息が漏れ始め、シンジの髪の毛にかかる。
シンジはなおも舌を滑らせながら、巧みな手つきで脚からレイの寝巻きを抜き取っていく。
されるがままのレイ
「いぁ…っっ…やっ…シンジぃ…ダメ…ん…」
あっというまに脱がされた下半身に驚きながら、レイはさらにきつくシンジの頭を抱きしめる。
シンジが下を向かないように
下着だけの下半身
ブルーのショーツとソレに包まれた二つの丘が覗く
あまり無駄な肉はついていいないほっそりとした脚
魅力的なラインと柔かかさの太股にシンジの五本の指がくすぐるように這う。
レイはその感触に身体を一瞬硬直させ
それから指先から逃れようとさらにモジモジと身体を動かす。
「ダメ…ダメ…や…ダメェ…だって、シンジぃ」
「ダメって言ってもやめない」
「んぁ…ぁぁァ………」
レイは眉間に皺をよせる。
抱きしめられた頭を上げて、シンジはレイの上気した顔を覗き込んだ。
少し紅潮した頬、潤んだ瞳でシンジを見つめ返すレイ
半開きになった唇が何か言いたげに微かに動く。
シンジは微笑みながら右手でレイの腰を抱きく。
太股を這い回る左手の指の動きは止まらない。
「ふァ……は…んン……」
八の時に下がった細く形の良い眉
哀しそうな切なそうな表情
再び口は閉じられ、そして耐えるように唇を軽く噛む
触ってと懇願する瞳と、見ないでと哀願する瞳が入り交じって、レイはシンジを見つめ返す。
太股からくすぐったいような、指先の温かさ伝わってきてレイはまた仰け反る。
「んん…いぁ…っっ…ぁ…んぁ…」
シンジ指先は行動範囲を広げて行く
太股からお尻へくすぐるような動きは変わらずにお尻まで這わせていく。
あえて視線は外さず、レイの表情
快感に耐え、切なげに揺れるそれを楽しむように
愛しむように微笑みながら
「レイ………可愛い………」
「っっ……イジワル……やぁ……ん」
お尻に到達した指先にぴくっと身体震わせて仰け反った後
レイはすぐに俯いてぎゅ、と目を瞑る。
そして瞑った目を開けてシンジを切なそうに見つめる。
少し楽しそうに反応伺うシンジの表情を見つめ返す。
レイの視線を受け止めながら、シンジはわざと強い刺激を避けるような指先の動きを繰り返す。
楽しむように、焦らすように
レイは優しい様な焦らす様なシンジの指先の動きに全身にぞくぞくと鳥肌広がり続け
溶けそうになる身体が身もだえする。
シンジはただ黙ったまま恥ずかしそうなレイの表情を真っ直ぐに見つめながら
指は下着の上からお尻の割れ目をなぞり上げ、再び太股へという動きを繰り返す。
「んん…っ…」
「気持ちいいの?」
「わか……ら…無い……、少し…くすぐったいの」
「ならもっとしなくちゃ」
「ダメ!!イやァ……」
「くすぐったさなんて感じてる暇ないくらいね」
腰を後ろに突きだして、押し込めて、何度もそうやってもじもじを繰り返しながら
レイの頬は更に紅潮して、シンジの頭を抱く手に力が入る。
シンジは再び抱えられた頭から感じる温もり
レイから香る、先程より幾らか甘い匂いとほっとするようなその感覚に留まる事なくもう一度頭を上げ
レイは抱きしめていた片手を口元に持っていき
手の甲を噛みながらじっとシンジの瞳見つめ続ける
「んん………」
シンジはそっとその片手を外しそのまま頭を抱え不意に激しく唇を奪う
互いの視線が絡まり、レイはシンジの両頬を両手で包み込む
「んっっ…んん…っ…」
重なった唇が激しく押しつけられ、吸い上げられ
くらくらと目眩にも似た感覚、目の奥に感じながら、自分もまた唇激しく押しつけて
情熱的に唇を求め舌先を口の中で舐るように動かす
「んん………っ」
「んっ…んぅ…ん…ちゅっ…」
「んふ…ぅ…んっ…んん…」
クチュククチュクチャ
ピチャックチュ
激しく絡み合う舌と舌
二人の唾液の音がにちゃにちゃと淫靡に響き
口の中で這い回る舌先を追いかけて舌先同士絡めるように
弾き合うように
互いの唾液が混ざり合って、唇の端から耐えきれないかの様に吐息が漏れ出す
唇を激しく求め合いながらシンジは次の行動に移る
レイの下半身に向かった手はぎゅっとお尻を掴み揉み回すように
「んう゛〜っ…ん〜…」
お尻掴まれ、レイはその弾みでシンジの頭をまたぎゅっと抱きかかえる
くしゃくしゃと、指先をくすんだ銀髪の毛に差し込み、掻き回す
シンジはそのままの動きで不意に唇を離す
絡み合う唾液が糸となって銀色に妖しく煌く
そしてシンジは舌先でおどけるように自分の唇を舐め、微笑みながら
「ん………たまにはこんな刺激的なのもいい………?」
「ん…ぁ…」
唇半開きのまま、うっとりとした表情でレイはうっすら瞳を開いて
淡いオレンジのライトに黄金色に照らされた伸びる唾液の糸を見つめながら、さらに徐々に目を開けてシンジを見つめる
ぺろりとその唇舐める淫靡な舌先に身震いを覚えながら
少し放心したかの様な、焦点の定まらないかの様な淡い紅の瞳でシンジを見つめ続ける
「ん…刺激的すぎなの………」
「気に入ってもらえて光栄だよ」
楽しげに微笑むシンジ
レイの背中を駆け上がる手がブルーのブラのホックをシャツの上からぱちんと外す。
一方のレイはだらりとシンジの身体に預けたま背中で動く手を感じる。
すでに快楽に蕩けた頭が何をしたか分かっていても理解出来ていなくて、されるがままになっていたのだが
やがて、ふっと軽くなる胸元に少しだけ我に返る
「っっ!?やっ……ちょっと」
「こうするとシャツの上から乳首立ってるのがわかる………。なかなかHだね」
「やめ…っ…シンジ…っ!…んぅ」
腕で胸を押さえ、手のひらで胸元を押さえるレイ
シャツ越しに巧みにブラをずり上げ背中に向けシャツを引っ張るシンジは無邪気に微笑む
レイの照れながら、ばっと乳房を手のひらで隠す様な仕種が色っぽい
「手は下。大人しくしてて………ね?」
「や…ぁ………」
「んっ」
微笑みながら、しかし反論を許さぬような静かな口調で語るシンジ
レイは真っ赤になり、まるで泣きそうな潤んだ表情で
それでもゆっくり手を下にシンジの顔見つめながら
優しく微笑みながら視線を胸元へ進む
「あ、すごく乳首立ってるんだ、レイ。感じやすいね、ほんと
くすくす
「や…立って…ない………」
「そう?」
「シンジのイジワル………」
小さな声で反論しながら赤い顔を俯かせるレイ
シンジはさらにシャツ越しに明らかに尖りの見える乳首を指先でぴんっと弾く
弾力良く震える乳房
「んっっ…!!」
「こうするともっと尖ってくる………」
「んんん…っっっ…!!」
レイはぴくっと身体震わせて、その指先の動きに反応する
乳首の先から広がる感覚がレイの身体中に染み渡る
そしてシンジは楽しそうに何度も乳首を指で弾く
言った通りに固く尖っていく、桜色の小さな突起
レイは何度も弾かれる度に肩をすぼめ、前のめりになっていく
立ったままのレイの身体が快楽に震える
胸の先から広がる感覚に声が漏れそうになって手を口へもっていき
手の甲噛みながら声が出るのを抑えようとする
シンジは声を抑える事は許さずにレイの両手をまとめ手首を片手で掴む
その手を上に上げ身体を起こし乳首を弾く行為を続ける
「ンァ………ん!………ア……っ!」
「レイ、気持ちイイ?」
「ン……ンンン……ァ…ァああ!!」
何度も何度も勃起したレイの乳首を弾く
その間もレイの顔を優しく笑みながら覗きこむ
その表情を楽しむように
「ぁぁぁ…っっ…んぅ…っ…」
手を取られ上に上げられ声を手で押さえること出来ずに
レイは唇噛みしめながら俯いて目をぎゅっと瞑る
何度も乳首弾かれてつんと尖った先端から感覚が敏感になってきているのがハッキリ分かる
「んはっ…ぁぁ…んう゛う゛…んっ…」
「どのくらい固くなったかな?」
奥歯ぎゅっと噛みしめ切なそうに喘ぐレイ
息が荒くなって時折ふっとシンジの顔見つめるも視点定まらずまた瞳が宙を舞う
シンジは冗談めかして言いつつ、2本の指で乳首をきゅっと摘む
そのまま左右に捻るようにくりくりと刺激を与える
「あぁぁっっ…んっ…」
びくっと身体震わせた後、すぐに硬直してしまうレイ
つままれた乳首が敏感になっているのが分かる
シンジは指先を押し返すような弾力を感じながら刺激は続く
時折指に力を込めたり再び弾いたり
それを断続的に繰り返しながらシンジは顔を近付け耳元で囁く
「レイ………すごくいやらしい」
「あぁぁ…ああぁぁぁ…」
「イイ声………」
「ぃあ…ぁぁぁ…」
「………すごくH………。おっぱいも競りあがってきたみたい」
レイの声が漏れる
口をぱかっと開けて声が漏れる
肌が浮気してしっとりと湿り気を帯び始める。
布越しから伝わる指の動きが焦れったいような
そして,矛盾するけど直接的過ぎるような感じで
さらにシンジに耳元で囁かれ
その耳の奥に吹き込まれる吐息と言葉に敏感に反応してすべてが溶けそうになる
膝の裏が震えて、がくがくと揺れるレイの身体
シンジは手は掴んだまま不意にシャツを捲り上げ乳房を露わにする。
視線を胸に向けじっと観察するように
レイは突然胸がすーすーする感じを覚え何をされたか分かってかっと顔が熱くなる
視線が胸全体に這わされているのを感じて
「や…ぁ………ぁ……」
俯いて瞳ぎゅっと閉じ
そのまま顔をふるふると左右に激しく振る、行為を否定するかのように
シンジはそんなレイの両手で片方ずつの手首を掴みそれを後ろ手にもっていき
胸を張るような姿勢にさせる
レイは泣きそうな表情で不意にシンジの顔見つめる
真正面から潤んだ瞳で懇願するかのように
強制された胸を張った姿勢で
「シンジ………んっ!?」
「ダメ、ウンっ」
ちゅぷぅ、チュパッ!
「ンンっ………あッ」
だが、見つめられたシンジはいきなり乳首を口に含む。
舌が乳首を転がし、吸うような刺激と共に
「んぁ…ぁぁぁ…んっ…」
ゆっくり顎を上に上げて胸に感じるぬめったシンジの舌先
肌で味わう柔らかい唇と舌先の感触
シンジはさらに円を描く様に乳首を転がしたり
軽く歯を当て舌先で突付いたりと様々な刺激を
ちゅぱちゅぱと淫靡な音と共に繰り返す
「あぁぁ…ん…ぁ…っっ…ぁぁぁ…ぁんん…っ…」
上げた顎を下に、そしてまた俯いて顔を左右に振りながらまた喉を上げ
何度も顔を動かしながらシンジの舌先の動きに悶えるレイ
動かせない手にもどかしさ感じながら胸元でちろちろと動く舌先と吸い込むシンジの唇
その表情を時折見つめてはまた顔を動かして視線そらす
シンジは一通りの刺激を与えた後そっと唇を離す。
迫り出す胸、唾液でぬめりてらてらと光りながら
「ふぁ…っっ…ぁ…」
ちゅぱっ
「あふっ、」
レイは音がして離れる唇に脱力感覚えながら空気が胸に染みるのを感じて
シンジは後ろ手のままそっと頬にキス
顔を覗きこみ答えのわかった質問をする
「レイ………こういうの、いや?」
「んっ…」
優しいシンジの唇を頬に受けてそっと瞳閉じながら顔を左右にゆっくり振って
レイはまた瞳開けて見つめ返して答える。
「や…じゃ…ない…」
「ん………よかった」
にこりと微笑みレイの身体を反転させ後ろから包み込むように抱きしめるシンジ
「ん…」
「………アっ………」
ほっと、包み込まれ安心するかのような心地よさ感じて背筋反らして
シンジにもたれかかるようにレイは身体預けた。