ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。 もう、前書きで書いたよう
に、なぜ夏の映画で私が頭を抱えるハメになったのかはお分かりいただけたかと思いま
す。 私が決定的な一歩を踏み出しかけ、それでも半歩で引き返した補完計画。 それ
を、本家本元が2歩も3歩もずかずかと踏み込んでいくとは...。 まさか、商業ベース
の映画であそこまでやるとは、予想外でした。
さて。 ここで、ご案内をひとつ。
この作品、エピローグだけ、別バージョンが用意してあります。 『表』のエピローグ
と並行して書き進めていた、この作品の世界で違う選択がなされていたら...という、
もうひとつの『ありえたかもしれない現実』の導きだす結末です。 別に、『裏』だか
らといって、『成人向け』というわけでは『ありません』ので、未成年の方もご安心く
ださい(笑)。
但し。 この裏バージョンに対応する本編はありませんし、今後とも執筆予定はありま
せん。 LD等のボーナストラックの様なものだと考えて、ご了承ください。