このキモチ、ナニ?
本音、書きます。作者の方、ごめんなさい。思い上がり、かもしれません。
本作品を読んで感じたこと―――
お話としての破天荒さ。アスカの不思議な言葉づかい。ストレートすぎる二人の欲求。頼りすぎて尖った危険な精神。レイの変化。文章的な技量(誤字や脱字等を含めて)等々
気になることは沢山ありました。けれど、読み進むうちにそんなことは忘れてました。
なんで自分が既成作品についての小説を書いたのか、この作品を読んでその原点を改めて思い出しました。
そう。
「時が、走り出す」の時に感じた熱い想い。
小説もどきを書くことにもそこそこ慣れて、感想をもらえるのも当たり前のように感じ、もしかしたら惰性的な作品が続いていているかなと漫然と思っていた今日この頃。
もうエヴァの小説を書くのも辞めようかと、ふと思うこともありました。
辞典を買って語彙力を増やしたり、他の人の文章のテクニックをかじったり、そんなことえらそーにやってきたけど、そんなんじゃない。文章が上手くなって、読ませる構成で楽しんでもらっても、それだけじゃ満たされない。
自分の中に溢れてくる感情を文字という形で解放すること、それが自分に対する最高の報酬であること。読んでくれる人がいるから、じゃなく、書きたいことがあるから。彼らの生きている姿を自分が見たいから。
だから書くんだ。
そんなことを思い出させてくれました。
そして、まだまだ自分の中に熱い想いがあることも、再確認できました。
自分はなぜまだエヴァの小説を書き続けるのか。
それで食ってるわけでもない。睡眠不足にもなる。目はしょぼしょぼで、肩も凝る。
それなのに、なぜ。
・・・なーんて、ちょっとマジになっちまいましたが、こんな時期に、このような作品を読めて本当に良かった。
うん。
あらためてエヴァの業の深さに沈み込んでいく馬鹿者<DARU>