あとがき。


或いは長すぎたプロローグについて。



ここは一体どんな街かって?ここはちょいとばかりクールな街さ・・・・・・ なぁんて言葉が書き終わった時にヒョッコリと浮かび上がったりします。 やっとこさ、長く続き過ぎた愛爆が取り合えず完結しました(させました)。 この話は『愛』の物語ではなく、『友情』の物語でもなく、『人生』についての 物語でもなければ、『戦争』ものとも言えず、『オカルト』ものの話としては物足 りなければ、『スパイ』でも『サスペンス』でも『バイオレンス』でも『スポ根』 でも『SF』とも言えません。 もしかしたら(読む方の感性によって)それらのどれかに相当する話かも知れません。 だったら、自分はどういう考えでこんな話を書いたんだ!? それはつまるところ、自分の趣味と欲望を一つの話に集約してしまったらどうだ ろう、という考えです。 ようするに、超モテモテ少年が起こす街全体を巻き込んだドタバタコメディ、と いうコテコテの設定に基づいたB級の『恋愛物』であり、B級の『ミリタリー物』 でもあり、B級の『オカルト物』でもあって、B級の『サスペンス』と、B級の 『SF』、更にB級の『人間ドラマ』です。 それらをB級の文章で捏ね繰り混ぜて完成したのがこの作品です。 結果、決して教訓も救いもないB級らしい話の展開と「以下、続編!」とでも言う ように中途半端に終るお話が出来たのです。 この徹底したB級の追求。実は結構気に入っていたりするんです。 まあ、それはともかく、結末があれにしては異様に長く延びまくってしまいました。 過去に某所に載せていた話だった為、ちょっと手直しをして書いてみよう、程度の 簡単な気分だったのですが、どういう訳か連載中盤以降から空恐ろしいまでの連載の 遅滞延滞、週一のペースだったのが隔週、月一、最終的には隔月という変わりよう。 そのせいなのかどうか、話の分量が某所に乗せた時の倍以上に膨れ上がるわ、結末が 変わっちまったわ、ちゃんと完結していないわでえらい事になっちまいました。(でも オチだけは同じです。) やはり、キャラクターを出し過ぎたのでしょう。収拾が付かないわったらエラい事 になっちまいました。 取り敢えず、少数の方々からのご意見ご感想ご要望に応えるのと、自分の記憶の 整理も兼ねて人物表に組織表みたいな物を作ってみました。 当然(?)、その半分近くは書きながら思いついたりしたもので、そのほとんどは何 の脈絡も伏線もなく、単に面白そうだからという理由で作ったものも多いです。した がって、深く考えずにサラッと流すような内容のものが多いのは必然になっています ので、何卒ご了承ください。 また、続編を書く場合に備えての備考のような物としてもちょこっと考えて作って あるので、主要キャラクター達のその後、に関してもちょこっと(もう本当に)だけ書 いてあります。 なお、SSの内容や人物や組織その他の設定にはガープスやらシャドウランやらを 始め、種種雑多の本やテレビ番組やマンガやらのアイデアを自分でも思い出せない程、 流用し、パクっています。 それと、結末からでは決して分らないであろう『シンジ君はあの時一体何をしてい たのか?』についての話も作ってあります。或いはこちらが本当の終章かも知れません。 興味のある方は読んでやって下さい。 場面は三十七章の直後、空から爆弾が降ってきた所から始まります。 補追1(その時、碇シンジは何をしていたか?或いは次回への伏線) 補追2(人物紹介・NERV、SILF) 補追3(人物紹介・その他) 補追4(組織、地名、その他の紹介) (*注意!!:補追2、3、4は総合するとおよそ80KBの文量に 及び、少々読みづらいかも知れませんので、暇と時間と興味と勇気と 根性を持ち合わせた方のみ御照覧下さい。) この話を読んでくれた方々へ、とてもとても非常に感謝します。 また、少しでも面白いと感じてくれた方がいたらとんでもない喜びであります。 長期間に渡るお付き合いに感謝し、できましたら次回作でも付き合って下さる事を期待しつつ・・・・・ それではっ!!!!!!!!!!!

<The Autumn Of 1997>


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