2020年10月16日(Fri) 快晴

んーちょっと眠いけど、

僕は起きて、風呂にお湯を入れ、朝ご飯の準備と弁当の準備を始めた。

まだ少し体が痛い。


何時の間にか風呂場のドアが閉る音がした。


珍しくアスカが無言だった。

何時もは、温度が違ったら殺すとか、覗いたら刺すとか、色々言うのに・・


テーブルの上に朝ご飯を並べ、弁当におかずを入れ始めると、アスカが風呂場から出てきた。

アスカは赤いバスタオルを体に巻いたまま冷蔵庫を開けた。

僕    :アスカおはよう。

        牛乳なら、テーブルの上に置いてるから。

アスカはテーブルの上の牛乳を一気に飲むと、

冷蔵庫から牛乳パックを出して、右手を腰に当てて、また直接飲み出した。

僕    :どうしてコップで飲まないのさ。

アスカはじっと僕を見て

アスカ:お、ちょっとkissしたからって、もう彼氏面(づら)する?

僕    :あのね、はしたないでしょ。

アスカ:いいジャン。

        シンジ以外にはしないもの。

        それにコップじゃ、量が少なくて大きくなれないもの。

僕    :アスカ、背は充分高いじゃないか?

アスカ:背じゃないの、bustよ。

        シンジ・・何 赤くなってんのよ。

        スケベ!

        ご飯できたの?

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食事中。

アスカ:おかわり。

僕    :な・・・4杯目だよ。

        朝から食べ過ぎだよ。

アスカ:一々 煩いわね。

        美味しいから食べちゃうのよ。

        こんなに美味しいの一ヶ月ぶりだもの

僕    :あ、ありがとう。


アスカ:アンタ、今日から学校に行くつもりなの?

僕    :うん、家に居ても仕方ないもの。

アスカ:そうね。

        学校に行けばシンジは女の子にモテモテだもんね。

僕    :あのね・・

アスカ:アンタ優柔不断だから、女だったら何でも良いんじゃないの?

僕     :何て事言うんだよ。

アスカ:お、彼氏になると態度が変るのか?

僕    :・・・

アスカ:何 赤くなってんだよ。

        彼氏と言っても、下僕は変らないからね。

僕    :ひどい・・・

アスカ:ふふっ、苛めがいのある奴。

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食事が終って片付けを済ませた。

学校に行く迄、まだ1時間以上あった。

僕は居間に行き、ソファーに座ってテレビを見ていた。


アスカが僕の隣に座って

アスカ:ね、シンジ。

僕    :何?

アスカ:kissしよう。

僕    :な、なに朝から言ってるんだよ。

アスカ:だって暇だもん。

        学校に行く迄まだ充分時間あるもの。

僕    :暇だからって・・・

アスカ:何を赤くなってんのよ。

        kissぐらいamericaじゃ挨拶代りで誰でもやってるわよ。

僕    :ここは日本だもの。

アスカ:あのね。

        君は私に結婚を前提に交際してくれって言っといて、

        結婚したらkissなんか当り前なんだからね。


        あーもう、据膳食わぬは男の恥って言うでしょ。

僕    :すえぜんって何さ?

アスカ:アンタ、ほんとの馬鹿ね。

        日本人の癖に外人より物を知らないなんて恥よ。

僕    :悪かったね!

アスカ:女からの誘いに応じるのは、男として当然の義務なの!

        18になってもガキなんだから、


        もー、黙ってkissしなさいよ。

うー・・・アスカは優しいやら、酷いやら・・・

僕はアスカに顔を近づけた。

キスしようとすると

アスカ:ねえ、

僕は顔を真赤にしながら

僕    :な、何さ?

アスカ:French kissしよう。

僕    :それって、何さ。

アスカ:お子様ね。

        見本、見せるから。

        アンタからするのよ。

僕    :うん・・・・・んっ・・・んっーんっーんっー

僕はびっくりして、アスカを引き剥がした。

アスカ:一々 煩いわね。

        You accept defeat with a bad grace.往生際が悪いわよ。

僕    :なんなんだよ。

アスカ:だから、French kissだっつうてるでしょ。

僕    :へ、変に成っちゃうじゃないか!

アスカ:だからそういうkissなの。

        男なら観念しなさい。

        じゃあ、アンタからしなさい。

僕    :鬼!

アスカ:文句ある!

僕    :んっ・・・・・・・・・


・・どうもこのキスは苦手だ。

頭が変に成る。

学校に行けなくなるじゃないか!


アスカから離れた。


ぷちゅっ・・・

僕    :あっ・・・糸が引く・・・

アスカ:ふうっ・・ご馳走様。

僕    :なんかアスカおやじ臭い。

アスカ:死にたいのか!

僕は立ち上ろうとしたが、何故かクネクネして力が出ず座り込んでしまった。


キスって疲れる。


アスカは嬉しそうに

アスカ:まだ30分あるから逃げちゃ駄目!

僕はアスカの元に引き寄せられた。

僕    :またやるの?

        頭が変になるよ。

アスカ:kissぐらいで何 言ってるのよ。

        結婚したらもっと色んな事するんだから、今のうちに免疫を付けなさい。

僕    :むちゃくちゃだあ!!

アスカ:男の癖に軟弱ね。

        普通は男の方から積極的にやるのに!

        私からkissして貰えるなんて、アンタは世界一の果報者よ!

僕はアスカに押倒されて

僕    :んっ・・・・・・・・・・


10分・・20分・・30分・・


ピンポーン!

トウジ:シンジー行くぞー!!

僕    :・・・・・・

ピポーン!ピポーン!ピポーン!

トウジ:何やってんねん!はよさらせー!

僕    :んーんー

僕は目でアスカに訴えた。

アスカはわざと僕を強く抱しめた。

ヒカリ:アスカー!起きてないのー!

レイ  :お兄ちゃーん!起きてるー!ドア開けても良いー!!

やっとアスカが離れた。

僕    :ゴメーン!!今行く。

僕は立ち上ろうとしたが、腰が抜けてしまった。

廊下を這いながら玄関に行った。

インターフォンに向って

僕    :ご、ゴメーン!もうすぐしたら出るから。

トウジ:なにしとんねん。

        エレベータの前に居るさかい、はよきーや。

僕    :うん。

居間に戻ると、アスカがニコニコしながら僕に鞄を渡した。

僕    :苛めて楽しい?

アスカ:うん。生甲斐だもの。

/* いつもと違う the awakening of love. */

次回、明言

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