ソフトの回廊 |
●どんなソフトか?
鶴薗賢吾さんの作成された「Local Internet Builder」など、ホームページのイメージをディスク上に編成する便利なソフトがあります。しかし、これらのソフトでは“忠実に”再現するため、多くのファイルが作成されます。
各ページの容量は通常それほど大きいものではなく、ハードディスクなどに保存するとスペース効率上で大きな無駄が発生します。ある新聞を例にとると、見出しをちらちらと見ただけで11ファイルになり、ハードディスクの使用量は165K
でした。しかし、実際のデータ量は21Kに過ぎません。
そこで登場するのが、この AppendHTML です。ホームのファイルから読み込み始め、リンクをたどりながら複数のファイルを1つのファイルにまとめます。当然、単にファイルをつなげるだけではなく、結合されたファイルの中でリンクが保たれます。図で表すと次のようになります。
◎何が簡易か?
まず、「最後につじつまを合わすだけ」があげられます。「センタリング開始」のあと「解除」の前に再び「開始」が現れたとすると、その「開始」の前に本当なら「解除」がないといけないのですが、そこでは修正しません。(第一、前といってもどのくらい前に「解除」するのか分かりませんし)
もう少し詳しく言うと「開始」「開始」「解除」となっていても(センタリングの場合は)修正しません。何回「開始」を繰り返しても1回「解除」してあればつじつまが合うのです。だから、「開始」「解除」「開始」などのように最後まで解除されていない場合のみ「解除」を追加します。ただし、「字下げ」のような場合は「開始」と「解除」の回数があっていないとつじつまが合わないので、足りない分だけ追加しています。また、「解除」はあるが「開始」していないのも次へは影響しないので無視しています。
次に、表の中での「列割り付け」「行割り付け」の「開始」「終了」のつじつま合わせはしません。表の「開始」と「終了」のつじつまさえあっていれば、次に影響は出ないからです。
この簡易構文検査で以前作成した私のページにエラーがあることに気付きました。いや〜、役に立ちますね〜!(?)
●Ver0.63からの変更点
●未対応項目(註:今後の対応予定とは限りません)
ソフト名 | AppendHTML |
初期バージョン | Ver0.1 |
公表開始日 | 1997/02/16 |
登録場所 | http://www.asahi-net.or.jp/~tk8k-yg/program/ |
使用コンパイラ | CodeWarrior IDE 1.4(Pascal使用) |
ウィルス対策 | Disinfectant 3.7.1 |
動作確認 | Power Macintosh 7500/100
64M RAM / 256K Cash / KT7.5.5 |
制作/著作 | 八木浩一 (著作権は留保します) |
yagi[at]k.email.ne.jp |