アジア旅行記

【中国-三峡下り編】 '96/08/10〜21            作成日:'96/10/27


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【最後の夜】 '96/08/20〜21
◆上海へ帰ってくる  '96/08/15
 タクシーで七重天賓館へ向かう。どんなところか分からないが持っていた「地球の
歩き方」で(ドミトリーを除いて)もっとも安い値段が書いてある。着いてみると結
構立派。タクシー代は58.4元。100元出すと、さも当たり前のように40元だけ
おつりを出してきた。バカヤロー、と思ったが早くゆっくりしたかったのであきらめる。
 7階がフロント。手動制御のエレベータで上がる。こっちが中国語で話しているの
に英語で答えてくる。英語はやなんだよ!1泊440元。予想より高い。でも最初に
泊まった新亜大酒店と同じだから良しとする。


◆辺りをぶらつく
屋台のおじさん ホッとしたところで、もうすでに7時。
晩飯を食べに出かける。南京路を外灘の
方へ歩く。なかなか手ごろな店がない。
和平飯店の前であんちゃんが日本語で話
し掛けてくる。こういうのには付きあっ
てられない。日本語は無視する。その内
英語で話してくる。結構まともな英語
(だと思う)。3カ国語喋れるならまと
もな仕事探せばいいのに。
 外灘は以前にも来ているが、夜景は初
めて。人がとても多い。お腹も空いたの
でホテルの方に歩きだす。そう言えば以
前あった新華書店が見当たらない。本を
買いたかったのに。しばらく行くとさっ
きのあんちゃんの仲間が声をかけてくる。一緒にお茶でも飲もうと言ってくる。そん
な手に乗るほど間抜けじゃない。さようなら。
 ホテルの近くのファースト・フード店に入り肉ラーメンと小籠包子を頼む。万席だっ
たので相席させてもらう。しばらくすると、どこから来たの?と聞いてくる。中国の
人は話し好きだねえ。上海は4回目でどんどん発展するね、なんて言うと、だいぶ良
くなったが住宅と公害の問題がある、と言っていた。以前に比べクラクションを鳴ら
す人が少ないように思うけどみんなの心に余裕が出てきたのかな?と“持論”を展開
すると、そうだと思うよ、とのこと。わが意を得たり、てなところ。
 さあホテルへ帰ろうかなと思ったところ、夜市を発見。行ってみる。ここは食べ物
屋ばかりだった。観光客が多いせいだろう、一目で日本人と見抜かれ、日本語でチャー
ハン、焼きそばを勧めてくる。食べたところだったが、ここの小籠包子のほうが美味
しそうだったので頼む。5個で2.2元。なぜか周りの店の人達も寄ってくる。あっち
にも日本人はいるが、中国語を操るのはめずらしいのかな?向かいの屋台のおじさん
がとても面白い。たまたま、日本人のカップルが来て相席になる。荊州でおばさんと
日本語で話をしたが、やっぱり同年代の方が話も合って面白い。しばらくとぐろを巻
き、例によって店の人達と写真を撮り、それから引き上げる。
 明日帰国するので、ホテルで残りの絵はがきを書き、ポストへ出しに行く。どうに
か間に合った。



◆宿情報(上海)
・七重天賓館
 南京東路と浙江中路および湖北路の交わった南側です。テレビ局と同じビルです。
フロントは7階。日本人の個人旅行者を何人か見かけました。400元+10%+2
元です。新亜大酒店とほぼ同じ値段ですが、こちらはデポジットをとられません。そ
の点は帰国前にはありがたいです。部屋にもよるでしょうが、南京路が見渡せ、夜景
がきれいでした。
 部屋は変形していて狭い感じを受けましたが、日本のビジネスホテルよりは広いで
す。ちゃんとした机(デスク)があって、そこの照明は蛍光灯です。物を書いたりす
るにはとてもいい条件です。

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