2002年2月
『フィガロの結婚』

(W・A・モーツァルト作曲)

字幕付き原語上演上演
都フェス参加予定公演 公演監督:大島幾雄
東京文化会館・大ホール
2月23日(土)24日(日)25日(月) 27日(水)


■指揮・演出
指揮: パスカル・ヴェロ
演出: 宮本 亜門
装置: ニ―ル・パテル
衣裳: 前田 文子
照明: ディビッド・ランダ―
振付: 麻咲 梨乃
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
合唱指揮: 松井 和彦
合唱: 二期会合唱団
舞台監督: 大仁田 雅彦((株)ザ・スタッフ)
原語指導/字幕: 河原 廣之
演出助手: 高岸 未朝  前川 クニコ

指揮:パスカル・ヴェロ

演出:宮本亜門


宮本亜門が二期会オペラ初演出、
ヴェロと声楽界の精鋭たちの共演


宮本亜門が二期会オペラ初演出、ヴェロと声楽界の精鋭たちの共演
モーツァルトの最高傑作『フィガロの結婚』を宮本亜門が初演出! 現在活躍中の名歌手たちが繰り広げる美しく楽しいアリアやアンサンブルと愛に満ちた感動の結末。指揮は東京フィルハーモニー首席客演指揮者で、モーツァルトオペラでは国際的な評価も高いパスカル・ヴェロ。ブロードウェーで活躍するニール・パテルのセンス溢れる装置とともに、二期会創立50周年記念公演を飾るスタイリッシュで上質な至福のオペラ。これは絶対に見逃せない注目作です。
皆さまどうぞお誘い合せの上、ご来場くださいますよう、一同、心よりお待ち申し上げております。

スペインのセビリャに近いアルマヴィーヴァ伯爵邸。伯爵の従者フィガロは、スザンナとの結婚を控えて上機嫌。けれどもスザンナにご執心の伯爵は領主の初夜権復活を目論んでいる。一方、伯爵の小姓ケルビーノは、伯爵夫人に想いを寄せて恋の悩みをスザンナに打ち明ける。そして捨て子だったはずのフィガロには、驚くべき出生の秘密が…。
貴族社会から市民社会への過渡期を生き抜く人々の〈喜び〉や〈悩み〉、〈恋〉や〈愛〉をめぐる様々な感情が珠玉の音楽の力を得て生き生きと交錯する。現代に通じる真の人間の姿が集約された究極のエンタテインメントが今ここに現れる。


2002年2月 これは見逃せない『フィガロの結婚』
二期会オペラ『フィガロの結婚』を宮本亜門のニュープロダクションで。今年6月、東京国際フォーラムで上演された『キャンディード』の舞台では、このバーンスタインのブロードウェイ・ミュージカルを音楽の流れを壊すことなく見事に現代に再生させて、絶賛を博した。二期会オペラは初演出だが、オペラ通でもある亜門氏がどのような世界を構築するのか大きな期待が寄せられている。美術は『キャンディード』も手掛け息もぴったりのニール・パテル。亜門氏は現在、ニューヨークに滞在中で、パテル氏や照明のデーヴィッド・ランダー氏とともに『フィガロ』の構想を練っている最中だ。昼夜熱気に溢れる芸術の発信地、ニューヨークでのスタッフ会議を経て、二期会創立50周年記念公演を飾るにふさわしい、スタイリッシュで上質な大人のオペラが実現しそうである。
 指揮は、東京フィルハーモニー首席指揮者でやはり日本ではオペラ・デビューとなる、パスカル・ヴェロ。パリ・ソルボンヌ大学で音楽の学位を取り、国立パリ高等音楽院の指揮法を首席で卒業。デビューはリヨン歌劇場の『こうもり』で、モーツァルトオペラは得意中の得意。今回はヴェロ氏の提案でチェンバロをフォルテピアノに変え、奏者にアンジェリーヌ・ポンデパイアを招く。

■出演者
 
[2/23,25]
[2/24,27]
 
[2/23,25]
[2/24,27]
アルマヴィーヴァ伯爵 伯爵夫人
ケルビーノ フィガロ
スザンナ バルトロ
マルチェリーナ バジリオ
クルツィオ

吉田 伸昭

牧川 修一
アントニオ

畠山  茂

谷  茂樹
バルバリーナ 花娘(1)

柴田 恵理子

里中 トヨコ
  花娘(2)

矢沢 雪絵

羽山 弘子

■場所
東京文化会館・大ホール