日録(抄)(アップツーデートな更新にこころがけておりますが、素人の悲しさで、そのぶん推敲不足で勘違いや、
変な文章、不適切な表現があるかもしれません。お気づきの節はそっとお教えください。よろしくお願いします)
先週、久しぶりに新宿のタワーレコードへ行きました。
今日はそのご報告を。(1以外は超お買い得ばかり)
1 )R・シュトラウス ナクソス島のアリアドネ(3390円)
→シノポリの遺作
2) R・シュトラウス 薔薇の騎士ハイライツ(980円)
→フォン・シュターデのオクタビアン
3) R・シュトラウス 薔薇の騎士全曲(1980円)
→ ドホナーニ指揮 VPO(ザルツ・ライブ)
4) モーツアルト アリア集 ベルガンサ(980円)
→ LP時代の名盤。コシの岩のアリア、K505の名演で有名。
薔薇の騎士全曲(これが1980円!)
5) モーツアルト ドン・ジョバンニ(1850円)
→ エストマン指揮(B・ボニーがツェルリーナ)
6) モーツアルト ドン・ジョバンニ(1380円)
→ベーム指揮 ザルツ・ライブ(ミルンズ、マティス、T・Z・ガラ)、ベームのいわゆる新盤、最後のD・G録音。
7)プッチーニ ラ・ボエーム (990円) →タリアビーニのロドルフォ、ロザンナ・カルテリのミミ、タディ、シェッピ
8) アリア集 (690円)
→最新分・旧録音ごちゃまぜのアリア集
計 12,240円でした (税別)
お目当ては 1)だったんですが、いつものように
モーツアルトとR・シュトラウス中心となりました。
1 は購入したんですが、どうせならアマゾンに注文したスコアが届いてから聴こうと思ってます。
アリアドネは、80年、ベーム最後の来日公演でウィ−ン・シュターツ・オパーを連れてきた時、聴いたんです。
何と、ツェルネビッタをグルベローバが歌ったんですが、当時はまだアリアドネというオペラがよく知られていなくて
もちろん私もあらすじ位しか知らず、今から思えば大変もったいないことをしたもんだと思います。
2 はLPで全曲盤をもっていましたので演奏には聞き覚えがあります。
シュターデのオクタビアン、リヤーのマルシャリン
バスティンのオックス、R・ウェルティングのソフィー、指揮はエド・デ・ワールト
ロッテルダム・フィルの演奏。
(第一幕のイタリア人歌手役がカレラス)
3 はお買い得CD。(3枚組でこの値段!)
イボンヌ・ミントンのオクタビアン、ヤノビッツのマルシャリン
L・ポップの極めつけのソフィー、クルト・モルのオックス、
指揮はドホナーニ。1978年のザルツブルグ音楽祭ライブです。
(注目すべきはイタリア人歌手役が何とパバロッティ!!というザルツならではの豪華キャスト)
ザルツブルグ音楽祭ライブといえば、その3年前
ベームの指揮でT・トロヤヌスのオクタビアン、ルードビッヒのマルシャリン
E・マティスのゾフィー、オックスが大物テオ・アダムというCDがありますね。
3年違いでキャストが一新されています。
冒頭シーンと、終幕の有名な三重唱を聞きましたが、あまりねちっこくないクールな演奏と
思いました。このへんが、ドホナーニの良さであり、また我が国で評価されない理由かと
納得。パバロッティの歌手役は聞き物。これだけでもこのCD購入の価値ありと思いますよ。
たしかパバロッティはデッカのショルティ盤でも歌手役を歌っていますが、ライブなだけに
このほうが迫力あり。場違いなシーンで歌いあげるテノール馬鹿まるだしという役だけに
ピッタリのはまり役。(ファンの皆様、ゴメンナサイ!!)
4 はLP時代の名盤。
久しぶりに聴いてみましたが、バルトーリやシェーファーなど最近の歌唱を聴いたあとでは、いささか
古めかしいところも感じますが、存在感はたいしたものです。
ベルガンサにしても、一世一代の歌唱だったんでしょうね。
いまだに、K505はこの盤が一押しという方が多くいらっしゃいますが、気持ちはわかります。
5 6 とも、おなじみの名盤。6は、LPで持ってますが、この値段では買わないわけには…
そんなわけで、ドン・ジョバンニのCDが、どんどん増えつづけてしまいました。(ここ数年でも、ハーディング、マルゴワールの古 楽器勢がありますし)
7 は、LP未発売の録音のようです。チェトラの放送音源の新シリーズですが、この値段なら大歓迎です。
タリアビーニの声は、良い意味で、もはや文化財としかいえないもの。
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