2004年 7月の  日録      (未編集です)


No.798

2004/07/01(Thu)
6月を振り返り……

06/04(Fri)
ローレンツさんへのメール、からのメール
〜《ジュナミー協奏曲》の件、著者に問い合わせ

06/07(Mon)
『チワワの秘密…』

06/13(Sun)
チルチル、ミチルの他の兄弟姉妹たち

06/15(Tue)
愛される年寄りになるのは難しい

06/18(Fri)
ワタシの新作小噺… 

06/20(Sun)
オッサンの条件
 〜今月これが1番好評だったかも… う〜む!(^^;)

06/27(Sun)
「空から人が降ってくる」とは

06/30(Wed)
速報 :「青いバラ」
 


 



 

No.799

2004/07/02(Fri)
モーツァルト特別番組

明日 なにやら日テレで
モーツァルト特番をやるとかで
やたら番宣が流れている。

多少 眉にツバを付けてみないと
 いけないかもしれないが…

先入観を持ってはいけないが
モーツァルトの音楽療法というものに
今1つ割り切れないもの
(あまりに商業主義的な)
を感じている。
ちょっと、狭量かなと反省しているのだが
明日 果たしてどのように描かれるのだろう?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
音と科学のミステリー
2004年7月3日 21:00〜22:54 日本テレビ
「人類史上最高の天才・モーツァルト奇跡の響き」
元気になったり癒やされたり…
モーツァルト音楽に隠された秘密を探る

◇音楽史上最高の天才モーツァルトの魅力に迫る。
アメリカやフランスなど世界各地の音楽療法施設で、
聴覚異常や発達障害などの改善に利用されている
モーツァルトの音楽。
彼の曲にまつわる不思議を現代の科学を駆使して解明する。
また、木村佳乃がモーツァルトの足跡をたどり生誕地ザルツブルク、
青年期を過ごしたウィーン、そしてプラハを旅する。
さらに、モーツァルトの曲を読売日本交響楽団が生演奏で送る。
 


 



 

No.800

2004/07/03(Sat)
たのくらのコンサート

今月のたのくらは、コンサート。
 (従来のミニ・コンサートという名称から
   晴れて? コンサート に昇格)

残念ながら第1部のみで失礼した。
感想は内輪の席にて…

−−−−−−−−−−−−−−−
楽しいクラシックの会コンサート
〜新進ヴァイオリニストを迎えて〜
------------------------------------
バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番

ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第2番
ヴィエニャフスキ 幻想曲
  ヴァイオリン:滝千春
  ピアノ:河地恵理子
  解説:礒山 雅
*アミューたちかわ 小ホール


 



 

No.801

2004/07/04(Sun)
クリステーネ・シェーファーの≪冬の旅≫

ここ数日、FMからエアチェック録音した
クリステーネ・シェーファーの≪冬の旅≫を
繰り返し聴いている。
近来これほど入れ込んで聴いたのは久々のこと。
この演奏の斬新で衝撃的なことは
はじめてアルノンクールのモーツァルトCDを聴いたときに
匹敵するような気がする。

シェーファーの≪冬の旅≫を他人に奨めた時の相手の反応を
大別すると次の2つに分けられるような気がする。

 1) 女声の≪冬の旅≫なんて!
 2) やっぱり≪冬の旅≫はフィッシャー=ディースカウさ!

リート・ファンの頑固さ、保守性がうかがわれる。

そもそも、≪冬の旅≫の原曲はテノール向けなので
フィッシャー=ディースカウはもとよりハンス・ホッターに
至っては相当の移調をして歌っている。
喩えていうなら、ト短調シンフォニーをホ短調シンフォニーとして
聴いているに等しい。
ある意味では、ホッターの歌う≪冬の旅≫のみでこの曲を
「理解」したと思っている人は、「誤解(〜幸いにも美しい誤解)」をしていると言えるのかもしれない。
原典至上主義者たちが、このことに触れていないのは
とても奇妙なことに思えてならないのだが。
 


 



 

No.802

2004/07/05(Mon)
様々な≪冬の旅≫

近年 ゲアハーハァを初め、≪冬の旅≫を歌う
若手の台頭が目覚しいが、
それらが、みな
フィッシャー=ディースカウの歌唱を、意識し踏まえているのに
当然のこととはいえ、歯がゆいものを感じていた。
ある者は、それをそっくりコピーするのに終始し
ある者は、ディースカウの捨てた路線を小器用に再構成し
新しいものにみせかけたようで、いづれもディースカウの
影を感じさせるのであった。

そうした時、はじめてその思いを断ち切ってくれたのが
クリステーネ・シェーファーの歌う≪冬の旅≫であった。

女声とはいえ、おそらくはじめて
ディースカウの演奏の呪縛から解放した快挙と思うのである。

フィッシャー=ディースカウがリートの世界で示した功績の偉大さ、
就中(なかんずく)、≪冬の旅≫で示した成果を認めるのに
やぶさかでないのは、言うまでもないことだが、
あまりにその影響の大きさからか
いまだに、そのエピゴネンが輩出しているのに
訝しさを感じるのである。
     <この項 未完>


 



 

No.803

2004/07/06(Tue)
期日前投票

〜に行ってきました。

以前は、「不在者投票」といっていたのですが
呼び方が変わったら、手続きもずいぶん簡便に (^^)

これは、平日時間のある場合には、いい手続きですね。
 I教授にもお奨めしたいが……(^^;)

混雑の平準化または有権者サービスと
 コスト・パフォーマンスの兼ね合い
このバランスは難しい。
たとえどんなに待たせることになっても、
一同に集めて投票させる方が、経費は安上がりなのは自明。
あまり普及すると、行政経費は増えそう……

今くらいが適当なのかも!?


 



 

No.804

2004/07/07(Wed)
猛暑到来

いや、もう暑いのなんのって!
熱帯夜にも参っちゃいます。
我が家で1番元気なのは、父!
  あまり暑さも感じないらしい、
   驚いちゃいますね。

ここ数年、暑さの前倒しというか
7月前半が暑く、8月の旧盆頃には
和らいで来る、というパターンが続くように感じます。

------------------------------------
列島、真夏並み猛暑 熊谷と館林で37.5度

 日本列島は7日、全国的に真夏並みの猛暑となった。
埼玉県熊谷市と群馬県館林市で37.5度を観測。
東京都心も34.8度まで上がった。
いずれも各地の今夏最高の暑さだった。 《後略》
(07/07 朝)
 


 



 

No.805

2004/07/08(Thu)
梅雨はどこに行った?

 (今日もまたお天気ネタで…)

こんなフレーズを聞くと
我等、団塊の世代者は、
♪「花はどこへ行った」を思い出してしまう。
> Where have a flowers gone,
      long time passing ?

 まぁ、それは置いといて (笑)

空梅雨ですね、水不足にならないか、
  心配になります。

-----------------------------------------
梅雨どこに…予報官泣かせる連日の猛暑

 梅雨はどこに行ったのか――。
連日の酷暑に見舞われている日本列島は、
8日もぐんぐん気温が上がり、
うだるような一日となった。

 夏本番を思わせる日が続いているが、
気象庁はまだ「梅雨明け宣言」を出していない。
    《中略》
 では、梅雨明けはいつになるのか。
    《中略》
  気象庁のある職員は
「こういう天気が一番の予報官泣かせ。
実質的には、もう梅雨明けの空模様といえるが、
梅雨明け宣言を出した後に、
“戻り梅雨”というケースもある。
天気予報は、難しい」と話している。
(2004/7/8 読)
 


 



 

No.806

2004/07/09(Fri)
タバコを吸う人は…

 (今日はちょっと不謹慎な話題で)

いささか旧聞ながら
先日 早坂茂三氏が亡くなったが
その死因が、肺がんと聞いて
OH! と思った。
(本当は、快哉を叫んだ、と言いたいが(^^;))

名に負うヘヴィスモーカーとして知られ
TVにもしばしば紫煙をくゆらしながら
出演していた。

タバコを吸う人が、すべからく
肺がんになる、ということであれば
禁煙する人も増えるであろうが…
なかなかそういかないのが
人生の不公平なところ…
(西脇先生もヘヴィスモーカーとして
 有名だったが、肺がんにならず老衰で死んだ)

これ以上は、やめておきましょう(^^;)

--------------------------------------
田中元首相の秘書、早坂茂三さんが死去

 田中角栄元首相の元秘書で政治評論家の
早坂茂三さんが20日、肺がんのため
東京都内の病院で死去した。73歳だった。
  《後略》(06/21朝)
 


 



 

No.807

2004/07/12(Mon)
選挙ショー

<またまた2日ほどお休みさせて頂きました。
  申し訳ありません。>
………………………………………………………

(選挙ショー)
〜が終わりましたね。
 (またまた不謹慎な言い方!?
      お許しを (^^;))

TV各局とも
昨年の開票速報特番同様
 初め、自民惨敗、惨敗と叫んでいたのが
  だんだんトーン・ダウンしていき……(笑)
結局は民主と1議席差ということに。

出口調査とやらで、
開票ゼロの時点でいきなり当確が出る。
2〜3時間後にはわかることなのに!
どういう意味があるのだろうか?

選挙結果について
いろいろ言いたいこともあるが
まあ、それは別の機会に……


 



 

No.808

2004/07/13(Tue)
インテルメッツォ

18日にR・シュトラウスの
歌劇≪インテルメッツォ≫へ行くので
 (東京室内歌劇場公演)
LDでお勉強。

  感想はまた。
 


 



 

No.809

2004/07/14(Wed)
忙しい一日

昨日書き忘れたことから… 
 介護保険更新のための保健婦面接調査。
 父は、見知らぬ人が来るとはりきってしまうので
  困る。
 いつぞやも、そのせいで介護グレードが1ランク
 落とされたことがある。
 何を聞かれても「ダイジョウブ!」を連発するので
 そばから 「ダイジョウブじゃないいんですよ!」
 と、都度訂正したのだが、果たして効果のほどは?
 医師が所見で「アルツハイマー症」と書いてくれた
 はずなので、よもや下がることはないと思うのだが…

さて
 一夜明けて、昨日疲れたのか
今日のデイ・サービスに行きたがらない。
朝は早起きして外出着に着替え済みなのに
気が変わったのか、ブツブツ言っている。
取り合わないでいるうちに
送迎の車が来たのだが、やっぱり
ソッポを向いてしまった。
こうなると意地になってしまうので
断念!! 送迎の皆さん、すみません。(^^;)

すると、やっぱり
 30分もしないうちに、起き出して
 庭の草取りなど始める始末。
 (長続きしないで、5分くらいで飽きてしまうのだ)が)
困ったもんです。(^^;)

午後から、昴研究所の講座のため上京。
今日で春学期が終り、24日まで一休み。
 (18日オペラなので、それまで東京暮らし)

昴研究所の2時間目の終了直後
青山の元の会社の施設へ
呑み会のお誘いあったのだが
春学期最終日のため、終わってからの参加と
いうことでお許し頂いたもの。
10数年振りにお会いする人もあって
懐かしい!
 


 



 

No.810

2004/07/15(Thu)
承前:

昨日のこの頁を読んだ方が
父に嫌がるデイ・サービスを無理強いしている、
という印象を抱かれたとしたら心外なので 一言。

決してデイ・サービスを嫌がっているわけでなく
朝 断った時も、午後になると
手持ちぶさたで飽きてきたあげく
自分が断ったのを忘れたのか(?)
「今朝は なぜ迎えに来なかったんだろう?」
と、先方のせいにすることもしばしばなのです。

低血圧体質なので、朝 出かけるのが億劫な時が
あるのも事実と思うが、駄々をこねて
「注目されたい」という思いもあるようで
まったく慰留しないで、断りの電話を入れてしまうと
不満顔することもある。

対応は難しいのです。

(私は一人っ子なので、
 介護を他の兄弟姉妹に代わってもらう
 ことはできないので大変な思いもあるが、
 家内に言わせると
 たまに来る身内に妙な口出しをされないで済む、
 という点では、かえってありがたい、と。)


 



 

No.811

2004/07/16(Fri)
《第9》研究会 

(あ、その前に
 恒例 介護老人日記を (笑)
 今日はまたデイ・サービスへ行く日。
 前回 迎えに来たのを追い返したのが
 気にかかるのか、今朝は神妙にしていて
 「迎えに来るのかな?」なんてつぶやいていたそうだ。
 まだまだ、ボケてないんだ、こういうところは!
  だから難しい…) 
 
00閑話休題
《第9》研究会のお話
こればっかりは、「9研(くけん)」とも言えないし
「コラ研(コラール付き交響曲)」も変だし…
アルフォンソさま、妙案ありますか?

 そういえば、中悪魔は明日、相方を連れて
《インテルメッツォ》さ、行くのだな!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第4回《第9交響曲》研究会 
◆《第9》の受容史と作品解釈
講師:土田英三郎 
(東京藝大教授・本学講師・当研究所所員)
日時:7月16日(金) 16:30〜 
場所:国立音楽大学 6号館 112教室
 


 



 

No.812

2004/07/17(Sat)
全英オープン

こんなもの、と思いながらも…
つい見入ってしまいます。
まったく
golfは、するのも観るのも
  時間がかかって困る。 (^^;)

閑話休題
明日の《インテルメッツォ》に備えて
LDをラッシュで見所中心に観る。
このオペラは内幕物みたいなもので
そこが面白いのだが
何度もみると、それ以上ではないかと、
つまり作品の自律性に乏しい
のでは、という気がしてならない。

中悪魔さまからメールがあり
今回公演は3日とも観る!
という不動の決意!を述べておられた。
(この公演が一昨年あったなら
 卒論テーマは、《薔薇の騎士》から
 変わっていたのかもしれない)

明日 会ったらそのへんも聞いてみよう。
 


 



 

No.813

2004/07/18(Sun)
≪インテルメッツォ≫観劇

行ってきました、インテルメッツォ!

 面白かったですよ、
 日本で最初で最後の公演!という
  まか不思議なキャッチコピー。
 これに乗せられてか、羽田孜 元首相も
 みえてました。
 (昨年の総選挙の時は、病気で遊説も困難
  と、いわれていたが回復されたようで)
 ミーハーK泉とは違うよとばかり、
 違いのワカルところを
 見せたかったのか??
 (T辺先生は、今日明日見えるんだとか、
  I教授はどうなんだろう?)

休憩時に、中悪魔さんに面会。
「そのまんまY代亜紀」についての感想など。
 (詳しくは言えません! (^^;))

モ愛好会では、K野さんに、M田さんが見えていた。
 (フェラインの方は気付かなかった)


 



 

No.814

2004/07/19(Mon)
クリスティーネ賛

承前: ≪インテルメッツォ≫

昨日のクリステーネ役、力演ではあるんだが
メイドにがみがみ言う役を日本人がやると
陰湿さのような違和感が残る。
クラス社会の産物ですからね、
 言う方も言われる方も、もっとカラッといかないと。
日本でもつい数十年前までは
女中という存在があったはずだが
あっという間に消え果てた。
(海外でも、事情は似たりよったり
 クラス社会は過去のものになっているようで
 例えば、あのダイアナ妃でさえ、執事に
 暴露本やら横領だのされる始末。)

閑話休題
 LD、CDでは、クリステーネを
フェリシティ・ロットやR・ポップが
それぞれ好演しているが
今、クリステーネをやらせたら
それこそクリステーネ・シェーファー、
(奇しくも、名前もおんなじ!
  当たり役 ルルを彷彿とさせるのでは)
あるいは、見た目からしてエキセントリックな
ナタリー・デッセイか!

日本では、タカビーな役どころ、おまかせ?の
人気者 森 麻季か!?
 (今は、まだ少し若すぎるけれど……
   余談だが、日テレに同姓同名の
   女子アナ=森麻季がいるのね (^^;))

なんてことを、つらつらと……
 失礼しました!


 



 

No.815

2004/07/20(Tue)
訃報 カルロス・クライバー!

指揮者カルロス・クライバーが死去。
たしか7月3日生まれだから74歳の誕生日を
迎えたばかりのはず。

もう公式には5年以上指揮していない
「振らない大指揮者」だった。
5年まえのカナリア島コンサートでは
ギャラをBMVの非市販車で支払うという条件で
クルマ好きのマエストロを引っ張り出したとかの
噂があった。(笑)

ワタシは、74年の初来日時の
≪薔薇の騎士≫でその指揮姿に接した。

極端に狭いレパートリーで有名だった。
モーツァルトは、交響曲33番と36番≪リンツ交響曲≫の
2つしか振っていない。
幸いリンツの映像が残っているが、すごい演奏だ。
新全集に旧全集をミックスした独自の版によっているが
そんなことを超越して、惹きこまれる。
大家の芸である。

………………………………………………………………
伝説的指揮者、カルロス・クライバー氏が死去

 【ウィーン】19日のスロベニア通信によると、
伝説的なオーストリアの指揮者カルロス・クライバー氏が
13日、死去した。
17日にスロベニア東部の町コンシチャで葬儀が行われた。
74歳だった。

 スロベニアは夫人の出身地で、同氏は昨年12月に
死去した夫人の横に埋葬された。
数か月前から闘病生活を送っていた。
   <後略>

 


 



 

No.816

2004/07/21(Wed)
長老の訃報

昨日 カルロス・クライバーの訃報を
お知らせしたばかりだが、
今しがた、もっと身近な人の訃報に接した。

モ愛好会の長老 M長さんである。
愛好会のほかにも、月に一度
M長セミナーという勉強会を開かれ
何度か直々にお誘い頂いたのだが
都合がつかず失礼していた。
先月後半 有志で米寿のお祝いをしたばかりだが
その時も、残念ながら昴の授業があったので
失礼してしまった。
本当に悔やまれてならない。

ここ数年、フェラインの中村さん、廣政さんなど
もっと深くお付き合いしたいと思っているうちに
そのとばぐちのところで
お別れしてしまった方がおられる。

いつでも会える、また今度……
 という思いが、後悔につながった。

今更ながら
一期一会、という思いをかみしめる。
 合掌。


 



 

No.817

2004/07/22(Thu)
音楽葬

昨日ご紹介したモ愛好会のM長氏のお通夜に…

会場は寺院だが、お通夜は無宗教の音楽葬。
故人の遺志なのだろうが徹底したものだった。

黙祷のあとは、K467の第2楽章が流された。
それをバックに故人の略歴が読み上げられ
喪主の挨拶のあとで、献花が行われた。
流れる曲は、レクイエム…

こういう葬儀を希望し、それを実現してもらえる
というのは、なんて幸せなことだろう!
(故人が音楽葬を望んでいたのを知りながら、
 諸般の事情で心ならずも、通常の仏式で
 執り行われた、という話を見聞きする…)


 



 

No.821

2004/07/23(Fri)
2つの新発見

いろいろ新発見づくが
オッフェンバックと坂本龍馬という
組み合わせの妙!に加えて
「ホフマン物語」の方は、
不正捜査の途上、偶然みつかったなど
ドラマめいて面白い。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1)歌劇「ホフマン物語」の原譜発見 不正捜査でひょっこり

 「天国と地獄」で知られる作曲家、オッフェンバック
(1819〜80)の代表作「ホフマン物語」の原作楽譜が
パリ・オペラ座で発見された。
117年前に焼失したと考えられていたが、このほど書庫係の
不正の捜査をきっかけに書類箱の中から偶然見つかり、
専門家が本物と確認した。

 「ホフマン物語」はドイツの作家ホフマンの短編を素材に
した幻想的な作品。
オペレッタの父と呼ばれるオッフェンバックが残した唯一と
いえる本格オペラで、死の翌年にパリ・オペラコミック座で
初演、同年中に100回以上も上演される大成功を収めた。

 ただ、初演直後から指揮者や舞台監督が何度も手を加えたため、
いくつもの「ホフマン物語」が現在に伝えられている。
作曲家本人が目を通した原作の楽譜は1887年5月、
コミック座の火事で失われたというのが音楽史の定説だった。

 オペラ座によると、書庫で発見された楽譜は模写職人が
清書したものだが、オッフェンバック自身による再修正も
書き込まれていた。
1881年2月の初演時に舞台で使われ、作品の人気を
決定づけたバージョンと見られる。
楽譜は仏国立博物館で保存される。(07/16 )

2)
龍馬の手紙1633万円で落札 19年ぶり見つかる

 坂本龍馬が1863年ごろに姉の乙女あてに書いた手紙が
19年ぶりに見つかり、神田で開かれた「古書七夕大入札会」
で約1633万円で落札された。

 手紙は許嫁の佐那(さな)について、気だての良さや武術の
腕前などを絶賛する内容。
龍馬が自分をさらけ出していると評価も高い。
1985年の展覧会以来、所在不明だった。

坂本龍馬記念館などと競い合い、開館準備中という団体が落札。
  《後略》
(07/19 )asa

 


 



 

No.820

2004/07/24(Sat)
講座再開

1週間の夏休みもアッという間に
終り、今日から昴の講座、再開!

(予習の都合によっては
  日録を休載させて頂くことも
  あると思うので、よろしく (^^;))
 


 



 

No.822

2004/07/26(Mon)
おすすめ 仙波蕎麦

昨夜、終電の1つ前で帰郷。館林にいます。

お昼の少し前、高校時代の級友To氏からTEL。
 同じく級友のTu氏が来てるから昼飯を一緒にとのこと。

あわてて、参上。
 たくさんの、自家製じゃがいもに茗荷!
  (何を隠そう、大の茗荷ファンなのです)
 それに、桃もたくさん頂いた! 
  感謝、感謝、大感謝です。

昼飯に蕎麦を食べよう、ということで
私の車で葛生の店へ出発。
 (久々に1時間近く、知らない場所に向かって
  運転したので疲れた (^^;))

お店は、
仙波蕎麦の「森下」といいます。
(ここに写真が ↓)
http://cozy633.hp.infoseek.co.jp/RindoGSF18.html

ここの蕎麦は、自宅で栽培しているらしい。
面白いのは、単位が1枚、2枚でなく
5合、1升ということ。
 (出す笊(ざる)の大きさか)
3人で1升と天麩羅3人前を注文したが
どちらも食べでがあって、満腹した。

夏の蕎麦は不味い、というのが定説だが
さすがに、自家で挽いているだけに
うまい!
汁は、比較的あっさりしており
藪や一茶系をお好きな方には
物足りないかもしれないが、
化学調味料なしのすっきりしたもので
これはこれでうまかった。
これで、三千円ちょっととは安い!

帰ってから、桃を食べて、
うまい!!
食べ物に恵まれた1日でした。(笑)


 



 

No.823

2004/07/27(Tue)
上司の背中、時代の背中

この欄の常連? おなじみナベツネさんが
またやってくれました。

TVクルーに囲まれて
「いいかげんにしろ、無礼者!」

無礼者!だって
 なんて大時代な……

どこかで聞いたような気がすると思ったら
昨年のN曽根さんのセリフでした。
小泉総理に引導を渡された時、
「こんな非礼なことはないよ、
 いきなりやってきて辞めろなんて。
  無礼じゃないか!」
 (記憶で書いているので
  細部違っていたらごめんなさい)

ナベツネさんがN曽根シンパというより
身内同然だったというのは有名で
総理時代のN曽根氏の密使もどきをやった、
というのは本人の自慢話にあった。

本当にわかりやすい人だ。
でも、この人の背中をみて育った部下は、
いつか、同じセリフを吐くのだろう。

先日 会ったかっての会社の同僚の中には
未だに、バブル時代をひきずっているような
人もいるようにみえた。

一度ああいう夢をまのあたりにした人には
忘れがたいだろう。

日本経済がバブルの悪夢を払拭するのは
時間がかかると思った。
 


 



 

No.825

2004/07/28(Wed)
このDVDは自動的に消滅……

ずいぶん前に、この欄で
アメリカで↓のような商品が発売されて
話題になっていると、お伝えしたことがあるが
いよいよその商法が上陸する。

果たして、成否はいかに??
(500円という金額は、高目の気がするし
 最大の試練はソフトの品揃えということか)

…………………………………………………………
1週間限定で映画をどうぞ 525円、コンビニで発売

 総合商社の双日は27日、1週間に限って視聴できる
映画やアニメのDVDソフトを、525円で子会社の
「イービストレード」が国内で初めて発売すると
発表した。

レンタル並みの格安で購入でき、
返却などの手間がいらないのが特長。

来月4日からコンビニ
「am/pm」の一部店舗で販売。
……2007年度で30億円の売り上げを目指す。

購入後、電子メールを使って取得したパスワードを
入力すると1週間視聴できる。
315円払えば、さらに1週間延長できる。

当初は香港映画の「少林サッカー」やアニメ
「新キューティーハニー」など5作品を販売。
1カ月ごとにタイトルを入れ替えて固定客を増やす考えだ。
   <共同 7月27日(火)>
 


 



 

No.826

2004/07/29(Thu)
いろいろある……

コイズミ首相の「いろいろ」発言以来
こちらも、いろいろ 考える癖がついた。?

郵便配達人にも、いろいろ あるらしい。

下記の記事でも、「いろいろ」考えた。

発覚したのが、02年9月で、
局は同年12月4日付で減給処分とし、
公社監査室は今年1月20日、書類送検した。
地検は、7月21日、職員を不起訴処分とした。
 ……のが、28日、分かった。

なんとも悠長な……
 地検の方々を始め、みんな、忙しいんでしょうね。
(民間なら、即 解雇でしょうけど!?)

…………………………………………………………

 「人に会うのがいや」という理由で
郵便物を配達しなかったとして、
山口県周南市の徳山郵便局の男性職員(53)が、
郵便法違反容疑で書類送検されていたことが28日、
分かった。

 監査室の調べでは、職員は02年9月、
周南市の会社員男性(47)あての記録扱い郵便1通を
故意に配達しなかった。
郵便物が届かないことを不審に思った男性が
自宅前で張り込み、気付いた。

 職員は……
「気弱な性格で人に直接会うのがいやだった」と
話しているという。

<中略>
男性は
「厳しい処分を期待したのに納得できない」として、
検察審査会への不起訴不当の申し立てを検討している。
[2004/7/28]日刊スポ
 


 



 

No.827

2004/07/30(Fri)
学芸員が受ける質問?

久々の「正平調」から…

「この絵はいくら?」
さすが関西のノリだなあ、
 とても面白い。


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2004/07/06

 美術館の学芸員が受ける質問で多いのは
次の三つという。
 「これは本物ですか?」
 「この絵はいくらです?」
 「この作品のどこがいいの?」。

 神戸でのシンポジウム
「美術館・博物館はなぜ必要か」で
ブリヂストン美術館の貝塚健さんが紹介した話である。

休館の危機にある芦屋市立美術博物館だけでなく、
全般に「冬の時代」という美術館。
問題点を語り合うシンポで、この話が一番おもしろ
かった。

 専門家にはつたない質問であっても、本音はここにある。
拝金主義みたいではばかるが、作品の価格は知りたい。
したり顔で見ていても実はさっぱり分からないことも多い。
こんなもやもやが消えないから、ストレスがたまる。

 話を聞いて旭川市立旭山動物園のことを思いだした。
入園者増で話題になった最北の動物園である。
八年前は年間二十六万人で閉園寸前だったのに、
いまは八十二万人超で全国八位。
人口三十六万人の旭川市以外からもたくさん訪れる。

 珍獣はいない。見せ方を工夫すると増えた。
二つのオランウータン舎を橋で結んだので、
そこを渡る姿が真下から楽しめる。
ペンギンを水槽の底からも見えるようにすると、
水中を弾丸のように泳ぐのがよく分かる。
動物園は子どもが多いのに、ここは
子どものような表情に戻る大人が六割を占める。

 美術作品と同列にはできないが、ヒントにはなる。
作品を展示するだけでなく、学芸員が会場で、
作品にまつわるどんな疑問にも答えたらどうだろう、とか。
視線をもっと低く。北の国の成功例はそう教える。
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No.828

2004/07/31(Sat)
住友の参入

関西商法とはこういうものか!
 と、感心する。

UFJに対する住友の参入。
どう転んでも住友に損はない。
ならば、声をかけないのが損!
 こういう理屈なのだろう。

三井住友銀行というが
完全に、住友ペースだ。

私が、現役の時も
取引先をめぐって
住友との競合といいうのが1番
いやだった。
 「あいつら、えげつないなあ!」
その時は、そう思ったが
あとから考えると、
経済的には、合理的な行動だったと
思い当たることが多い。
でも、いいかっこしい、の東京モンには
できないことだった。
 (今でも私には、マネできないことだが…)
 


 


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