上演作品DVDのご案内

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金滿里ソロ第5作
漆黒の赤


2022年3月 AI・HALL
演奏=蝦名宇摩(津軽三味線) 書=華雪

漆黒の闇、は、それにおおわれても、/ 無であるならば、恐れもなにもないだろう/ 自然界、物質界、無機質的なものには、/ 唯存在がそのまま、在るが儘にあるだろう/  無垢なるもの、も一定価値付けを誰かのまなざしによって、/  付けられたに過ぎず/  もっと初めの、初めの一歩、何ものか、も、/  無機と有機を分ける以前にあるような/ 原初には何があったのか、を、突きとめるような/ 欲も、無欲も、ない、その場所に/ 初めて、黙認する/  初めに、念が、薄っすらと、/  漆黒の闇、の中で湧きだって、泡のように/  または箔のように/ 立ち現れる/  そんな瞬間をやはり演じれば、/  その先は転がりだすように、/  何かが生まれる/  それを見届けるために、漆黒の赤、を追い求めたい/ 漆黒、に潜む、赤、を
47分 定価2500円

箱庭弁当
 ーさ迷える愛 破


2020年2月 KAAT神奈川芸術劇場
本作は、劇団態変の「さ迷える愛」三部作(序・破・急)の二作目となり、梅干しやタコウインナーといったお弁当の定番おかずが登場する。過去の作品群とは一線を画すコミカルなシーンが展開されるが、ライブで奏でられるクレズマー音楽が旅愁を誘うなか、「箱庭」や「弁当」といった社会の縮図、あるいは隔離された空間に例えることが可能なモチーフによって差し出される問いは、日常では隠されているものを顕在化させる強さを伴っている。解放感と生の歓びがある一方、演出の金滿里が言う「地を這ってでも外に出てくること」、その苦痛と哀情が引き出される。現在進行系の闘争の証。
54分 定価 3,000円

金滿里ソロ 監修:大野一雄
ウリ・オモニ


2019年2月 下北沢ザ・スズナリ
ウリ・オモニとは韓国語で「わたしのお母さん」。 戦時中に朝鮮半島から日本に渡りきて韓国古典芸能だけを上演する一座を作り、当時日本国によって弾圧された朝鮮芸能文化を、屈さず日本中を巡業して回った気骨の人だった、私の母、金紅珠。
金紅珠の十人目の末娘として生まれた私は、可愛がられ舐められるようにして育った。その私が幼くして思い身体障碍になって、激しく絶望する母の嘆きにあったところから、私と母の生きる道は二つに別れた。健常者文明の古典芸能と障碍者の最前衛芸術。遠くて近いということを知るまでの、激しい確執を経て、心に誓う、見限られ、見限る、愛の裏返しの見極めを。私の母、金紅珠を、看取ることなく逝かせて、二十年が過ぎる。
40分 定価 3,000円

 

ニライカナイ
 ー命の分水嶺


2018年11月 座・高円寺1
2016年7月26日神奈川県相模原で起こされた未曽有の障碍者大虐殺事件を契機に、金滿里は本作を作った。作品の舞台は、都会の障碍者施設と沖縄の原生林。現実には決して交わらない二つの場所を、施設を飛び出した「アボタカの足」が闊歩し、解き放たれ、解き放ち、生命の、存在の、絶対的肯定を謳いあげる。
あなたも生きていていい ーそれを脅かし、あるいは生き方に「生産性」云々とタガをはめてくる、そういったものどもに対する一つの答えを『ニライカナイ―命の分水嶺』は提示することになるだろう。
60分 定価 3,000円

ルンタ 〜いい風よ吹け



2014年10月 HEPホール
険しい岩山を刻んだ深い谷をいっぱいに吹き抜ける風が、色とりどりの旗をちぎれそうにはためかせる。 そこにあるのは、自分だけの安寧を願う心とはかけ離れた思い。風の馬にのって、一刻も早く、願いよ世界を駆け巡れ!
劇団態変が現代に心をこめて巻き起こす一陣の風。 ウォン・ウィンツァン+山本公成による即興演奏と共に…
 定価 3,000円

Over the Rainbow
虹の彼方に


2014年3月 ABCホール
宇宙のゴミ捨て場のごとき荒廃した世界に異なる星から疎外された者たちが流れつく。 共通の概念、言語、思想、身体さえ持たない者たちが争いもがき、地平の彼方に見いだしたものは…
劇団態変30周年・第60回公演
態変ならではの身体表現に、山本公成率いるJAZZユニットが即興演奏で融合していく緊迫の舞台!
57分 定価 3,000円

 

金満里ソロ 寿ぎの宇宙
 


2013年10月 メタモルホール
この小さき星にあり、恐れ嘆き怒りに身を振るわせ、先に逝った同胞たちよ、今は宇宙の何処に。 共に歩んだこの道を、今は独りなお征くわれに、長旅のほんの途中であろう同胞たちよ、笑い声で照らしたもう、迷わずにと。そして、幾つもの新たな出発を用意し、紐を結び直し束ね魂を抱き星を放ち、生命吹きこむ寿歌を宇宙に響かせ、舞を舞うぞよ
57分 定価 3,000円

ミズスマシ
 


2013年2月 AI・HALL
村上隆など現代美術家に強い影響を与え続ける“鉄”美術の榎忠を、また音楽に「瞑想のピアニスト」ウォン・ウィンツァンを迎えて創作する劇団態変30年目の渾身作。
81分 定価 3,000円

金満里ソロ
天にもぐり地にのぼる


2012年5月 メタモルホール
宇宙の果てまで地から伸びゆく、
この世とあの世の境目を見たいが為に
境目は一筋のなにものにでも成り得る
祈りであり祈る力であり 透明に永遠に無ということを、
巨大なものに見せて 此処に有り 浸透するものとして
60分 定価 3,000円

 

虎視眈眈



2013年10月 ウイングフィールド
暗い洞窟に身を潜め眼光だけギラギラ光る
獲物を定めて逃さず、狙う獣の臭い、定める側の息遣い
潜む者も、向かうべき獲物も、唯々の闇の中に境目は失せる
闇は全てを含み、放射し、茫漠として狂気
勝負は
底知れず沸き起こる 未来を夢見る 心
58分 定価 3,000円

一世一代福森慶之介
 又、何処かで


2012年2月 AI・HALL
態変旗揚げ以来の古参役者・福森慶之介は2011年10月に肺癌が見つかったがすでに治療の時期を逸していた。「福森ここにあり、というような、人々の記憶へ食い込むような演技をもう一回観せておきたい」という本人のたっての願いから急遽企画された2ステージだけの公演。
無事に舞台を務め終えた35日後の2012年3月11日福森慶之介永眠。享年74歳。
68分 定価 3,000円

mizusumashi


態変公演「ミズスマシ」で演奏されたウォン・ウィンツァンのピアノ・フリーインプロビゼーションから「膨」「新天地」の5回公演とゲネプロの収録を編集したCD。
ウォンは今までに20枚以上のCDをリリースしてきたが、このCDではこれまでにない全く新しい次元に踏み込んでいる。現代音楽や自由即興のエッセンスをウォン独自のものにして、嘗てない音楽世界を表出させている。
12曲 total 40:19 定価 2,100円

 


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