旅日記・ちび日記を、毎度ご愛読下さいましてありがとうございます。
 このおまけの部分は、「旅」や「ちび」に頼らない、「わたし」を出していく場だと思っています。
 最後まで読んでくださったら、光栄です…。


 『教習所に通ってみて、思ったこと』

 バイクに乗るのが、けっこう楽しくなり始めている。
 …ヤバイ兆候。
 女の子(…と、いう歳でもないが)らしくないとか、危ないとか、理由は様々あるけれど、私がバイクに乗るのは、意外に不評なのだ。


 でもね、バイクに「乗ること」よりも、「乗れるようになったこと」、ひいては「教習所に通ったこと」によって学んだことは大きかった。

 バイクに乗るようになってから(と、言うか、今回教習所に通ったときに)、色んなことを前向きに考えられるようになった。けっこう。
 前はね、すごぉぉくネガティブだったと思う。


 バイクってね、想像以上に乗り手の気持ちをすごくすごく反映する乗り物なんだっていうことを知ったんだ。
 自信を持って、真っ直ぐ前を見ることができれば、まず転ばない。


 「バイクの性能」と「自分の能力」を比較してみたとき、明らかにバイクの性能の方が優れてるんだよね。当然ながら。

 教習所に通い始めた頃、750CCのバイク(ナナハン)の大きさ、自分じゃ手に負えない圧倒的な存在感、そして自分の能力のなさを突きつけられて、すごくつらかったし、悲しかったし、凹んだ(笑)。

 そういう「だめだ、ダメだ、だめだぁぁぁ…(泣)」っていう気持ちで乗っている時は、どの教官もそのことを見抜いてきたし、実際「ダメだ 的」よろよろふらふらした運転は、それはそれはひどかったと思う。自分で言うのも何だけど(笑)。
 よく、倒したしねぇぇぇ。


 けど、「自信を持って、目線を上げれば大丈夫。転びそうなときも、(転ぶときの足場を確保しようとして)足元を見るんじゃなく、どうやったら安全なところ(転ばなくても済みそうな所)まで行けるかを考えて先を見るようにすれば、転ばないから!」って、言われ続けて、それが出来るようになってきた時には、転ばなくなってた。


 前を見ること。下を見ないこと。
 …簡単だけど、なかなか出来ない。


 これって、人生(そんな大仰なことを語れるほど、長く生きてないんだけどね…)にも言えるんじゃないかな、ってふと思った。

 バイクはね、ホントにそれをするだけで上手く走ってくれる。

 あたしも、頑張ろうって(恥ずかしいくらい単純なんだけど…)思えるようになったんだ。
 出来るんだよ、色んなことが。あたしにも、それから、誰にだって、ね(と、私は解釈した)。


 …と、いうのが、私がバイクに乗るようになって学んだこと。
 世界が、少し広がった。
 風を切って走ることも、それはそれで視野を広げてくれたけど、それ以上に精神的に豊かになったよ。

 これから、車にせよ、バイクにせよ免許を取ることで、みんなが何かしら学ぶことがあったらいいなぁと、思うかづよであった。

 毎度、ご愛読感謝!

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