「イヨボヤ会館」は、半分が鮭関係の資料で、残りは水族館のようになっていた。
 かなり、大きな施設である(入場料600円)。

幻の魚「イトウ」(写真)。体長約1m。でかい。
幻なのに、5m四方の大きさ水槽で約20匹がうじゃうじゃと飼われている。
これじゃ、ありがたみも薄れるというものさ(笑)。

それはともかく。
村上で鮭の自然増殖(自然を上手く利用して増殖させる、ということ)
を始めたのは江戸時代のことで、この時世界で初めて
人工的に鮭を増殖させることに成功したのである。

…で、この増やした鮭をどうしたかといえば、村上藩の財源に充てていたそうな。

元々、この辺りの特産品だったのだが、乱獲したせいで個体数が激減。
危機を感じた村上藩が増殖を命がけでやったという訳なのだ。

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