独断と偏見による感想

この作品は国内での入手が 難しいため、海外での方が著名なようです。

ところで、イース1のOVAの画質と比べると圧倒的にこちらの方がよいです。

また、ゲームの内容通りにせず、4巻でまとめたのも良かったと思います。

イース1のOVAはイースの本に合わせて6巻も出してしまい冗長気味でした。
(でも、7巻のファクトの台詞は2の伏線にもなっていて秀逸。)

ストーリーは暗いので体質に合わない人もいるかと思います。

が、私としては中途半端なギャグを入れなくて良かったと思います。

さらに、当時から既に人気が高かったリリアが活躍しているので、
イースの古くからのファンの人にも人気が高いようです。

しかし、これをリリアのファンのためのサービスと解釈するのはどうかと思います。
物語をドラマティックにするための改変だと私は思っています。

彼女はイースの人々と思いを寄せるアドルのため、
あえて命の危険を冒します。

彼女が想像を絶する苦しみに打ち勝ち、
人々やアドル、女神達を救うシーンは本当に感動しました。

彼女の勇気が一人で困難に立ち向かわねばならないアドルを救い、
彼の心に再び勇気を取り戻させるのですから・・

普遍的でよくあるテーマだとは思いますが、
奇をてらった作品よりよほど人の心を打つのではないでしょうか。


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