Romancing SaGa2プレイ日記

人形皇帝コッペリアの時代(1)

前皇帝の治世から100年あまり後の時代、ソーモンのヒラガ邸。

皇帝マリアが遠征後ヒラガ家に返した人形コッペリアはいつものようにちょこなんと座っていた。

もちろんすでに動力部は停止している。

その時、突如として彼女の頭上から柱のように太い光が彼女に降り注いだ。

その途端である。コッペリアが動き出したのは。

「ヒラガ様、私はアバロンへ行かねばなりません。」

突如彼女はそう言うと、すっくと立ち上がった。

「何を言っとるのだ?どうしたのだその言葉づかいは?それに、自分から動いているのか?」

混乱したヒラガ21世は慌てたせいで完成途上の発明品を取り落とした。

「私は皇帝になったのです。長い間、お世話になりました。」

そう言うと、コッペリアはふかぶかとヒラガにおじぎした。

ちなみに、コッペリアの性別は不詳との噂もあるが、確実に女性だと私は思う。

(セリフもそう思う一因ですね。)

さて、コッペリアはアバロンに到着し、皇帝になった。

人形が広大な帝国を統治することについて初めは抵抗もあったが、皇帝の優れた統率力・判断力ゆえにやがてそんなことを気にする人は誰もいなくなっていた。

一年経過

こうして権力の地盤固めをしたコッペリアは、さっそく噴火まじかのコムルーン島に向かった。

護衛兵として選び出したのは、軍師のハクヤク、フリーメイジのヴェガ、イーストガードのジュウベイ、インペリアルガードのルナである。

サラマンダーの街、ゼミオへ向かい、族長に話を聞くことにしたのだ。

さて、族長は皇帝一行を迎えるとすぐに、

「ツキジマの人々に逃げるように伝えなさい。」

と語った。

コッペリアはその言葉どおりツキジマの人間を避難させると、再びゼミオの族長の所に戻った。

火山を防ぐ方法はないのか、と訪ねると、火山を塞ぐ溶岩の固まりを砕けばいいとのことなので、さっそくコムルーン火山へ登る。

戦闘し過ぎて体力が消耗した皇帝一行は、ツキジマに行って休むことにした。

そのときである。

突如島全体が轟音とともに揺れはじめ、空から大きな熱いれきが降り注いできた。

空は火山灰で真っ黒に覆われ、まるで世界最後の光景を見ているかのようだ。

瞬く間に蔓延した火山性のガスに、皇帝一行は気を失い、その場にくずおれた。

プレイヤーは思った。・・サラマンダーはあきらめて、冥の術法を研究してみたいな。

鬼である。しかしどうせリセットするなら一度もやったことのない展開を見てみたい。

というわけでコッペリア皇帝一行はアバロンに戻った。

謎の島浮上、そしてさらに一年が経過する

皇帝一行はコムルーン島の西に浮上した謎の島探索をあとまわしにして、七英雄のリーダー・ワグナスの住む浮遊城へ向かうことにした。

本当は上半身美女・下半身と背中が鳥の一族・イーリスに運んで欲しかったんだけど、浮遊城がユウヤン上空からどこにも行かないのでどうしようもない。

(参考サイトの掲示板で質問してみたところ、インペリアル聖依さん、空吹さんという方から親切にも浮遊城がユウヤン上空にいる間はどうしようもないと教えていただいた。)

「よし、いくわよ!」

と、いうわけで人力風おこしを使い、さっそくユウヤン上空から飛び立つコッペリア。

ところで、人力風おこしを彼女が使えないというのはまったくのデマである。

さらに参考サイトの掲示板によれば、最終皇帝等の(クラス内の腕力の平均値が強い)キャラクターでも使用可能らしい。

ところが、城の最下層まできたところで、人力風おこしの回転スピードが下がり始めた。

やはり五人乗りはきつかったようである。

コッペリア皇帝一行はなんとかジャンプして城の最下層に到達。

「ふーっ、ワグナスに会わないと帰れないわ。」

と言うと、コッペリアは意を決して浮遊上内部へと足を踏み入れ、仲間が後に続いた。

次回につづく・・・