ケンを助けてから幾日か過ぎたある日、
百合は本屋で中学時代の友人・太田一郎と再開する。
彼とは1年ほど合っていなかったが、
一郎は昨夜のパーティで百合と出会ったという。
そしてその少女は『エミット』という言葉を残して行った。
『エミット』と聞いていてもたってもいられなくなった百合は、
以前見つけたもう一つの世界の扉へとやってくる。
そこで百合は、自分とそっくりな少女(後に彼女がジュリアという事が判明)と出会う。
しかし、彼女は百合を扉の奥へ引きずり込み、百合は気を失う。
そして、もう一つの世界にたどり着いた百合の前に、
何かの組織に属すらしき、制服を来た二人組が現れる。
そして世界を行き来することは重罪なのだと言うと、彼女を監禁する。
そこへケンが現れ、彼女を助け出してくれたのだが、
百合はこの世界では1日に1年年をとってしまう・・・
何故か、Vol1で百合がもう一つの世界に興味を持ったことで、
ジュリアが百合の世界に興味を持って出かけていったというのが
かなり意外な展開。
しかも百合がケンの世界にいると、ジュリアは若返って死なずに済む!
もしかして、百合とジュリアが出会ってしまったせいで、
時間がおかしくなってしまったのかもしれない。
二つの世界、そしてシンクロする百合とジュリアが
とても興味深いです。
Vol1と比べてサスペンス調に仕上がってます。
「Thanks for worrying about me, my boy.」
「心配してくれてありがとう、私の坊や。」
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二つの世界は鏡映しの世界なのだなぁと感じるセリフです。
何回か聞いてみるとなんとな〜く意味が判ってくる・・かも。