キャラクターごとの能力値のちがい

プレイヤーによるスキル操作の限界

攻略本等にはあたかも好みのキャラメイキングができるように書いてありますが、
実際はそうではありません。

それは、キャラクターによってスキルを覚える順番が異なったり、
キャラクターによって覚えられないスキルが存在したりするためです。
ですから、育て方によっては覚えられないスキルが出てきます。

そのため、キャラクターの隠れた性能は一人一人違っているのです。

例えば、紋章術師以外は、「紋章術」、「レザードテクノ」を覚えられません。(オペラを除く)
そのため、能力値の一つINT(魔法や必殺技の攻撃力に関係)が300程度より上にはなりません。

しかも、プレイしていて、紋章術による攻撃は必殺技よりも敵にダメージを与えられるように思います。

さらに、戦闘スキル『ブースト』は戦闘中だけ20パーセントだけ呪紋の威力を上げてくれますが、
オペラを除いた紋章術師しか覚える事ができません。

必殺技の基本の攻撃力の違いにより、格闘家のプリシスの方が紋章術師的な使い方ができます。
(詳しくは公式ガイドブックの各キャラの項を見てください)

「ブースト」ですが、セリーヌ以外は知識スキル『ロストマジック』と一緒に習得できません。
そのため、紋章術師の中でもセリーヌがもっとも高い攻撃力を持っています。
(「レザードテクノ」を習得した場合)

また、アシュトンやディアスはそれに加えて「アルケミー」を覚える事ができません。
しかもアシュトンのみ「科学知識」、「機械知識」を覚える事ができません。

キャラクターによる能力値の違い:実例

ここで、戦闘スキルを中心に上げたケースの剣士系のアシュトン、
ディアス、エルネストを例にとり、パラメータを比べてみる事にします。

育て方は、 ここに書いてあるのと同じです。

アシュトンは技術スキルを最初にレベル2まで上げる等すれば、
DEX(命中率に関係)やRES(魔法防御力に関係)がわりと高めになります。

ディアスはアシュトンに比べると、STR(攻撃力に関係)やINTが高めになります。

エルネストは剣士系の中では最もINTが上がりやすく、
その他の能力値も高めの安定したパラメータになっています。

こう書くと、アシュトンの方が他の二人に比べて能力値的に劣っているように見えますが、
アシュトンは(剣士系の中では)攻撃する際に隙のできにくいキャラクターです。

そのため、装備品(アクセサリ)の装備によって足りない能力値を補う事によって、
実質的に剣士系No.1の強さを誇ります。


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