ラドル |
「そうなんだ たすかったよ それじゃあ ボクは いそいでいるから もう 行くね」 |
ラドル |
「やあ キミたちか 色々と あったけど あれから どうにか アバの町に たどりつく事が できたんだ キミたちには 何回も めいわくをかけてしまって 本当に すまなかったね」 |
ラドル |
「なんか ひさしぶりに もどってきたら ずいぶんと ゴタゴタしてる みたいだけど やっぱり 自分が生まれ育った 町ってのは いいものだよね ちょっとばかり キツイところも あるけど… …」 |
緑の髪の女性 |
「ちょっと ラドル! あなた こんなトコロで サボってんじゃないわよ」 |
ラドル |
「ル… … ルミナおじょうサマ」 |
ルミナ |
「ルミナおじょうさま… … じゃ ないわよ! いっしょうけんめい はたらいてるのかと 思えば こんな トコロで いったい 何を やってるのよ! けがらわしい! おとうさまに 言いつけて アンタなんて クビに してもらうわ! クビよ クビ!!」 (ここで、ルミナの頭上に何らかのマークが出現。主人公の立ち位置によっては見えない) |
ラドル |
「も… … もうしわけ ございません ルミナおじょうサマ すぐに しごとに もどりますので どうか クビだけは カンベンして下さい」 |
ルミナ |
「なによ ビクビクしちゃって なっさけないわねェ アタシは アンタの そういうトコが 大っっっっっキライなのよ!」 |
ラドル |
「そ… … そんなぁ… …」 |
ルミナ |
「まぁ… … それは ともかくとして さっきから おとうさまが アンタのコトを さがしてたわヨ アンタまた 何か おとうさまを おこらすようなコトを しでかしたんじゃないの?」 |
ラドル |
「あ… … アレは ボクじゃなくて ルシオくんが… …」 |
ルミナ |
「そんなコト アタシに言ったって しょうがないでしょ! 言いワケなら ウチに かえってから おとうさまに しなさいよ」 |
ラドル |
「はい もうしわけありません」 |
ルミナ |
「まったく もう! アンタには ウチの おみせを せおえるくらいの リッパな しょうにんに なってもらわなきゃ いけないのに… …」 |
ラドル |
「そんなの ムリに きまっていますよぉ」 |
ルミナ |
「なさけないコト 言ってんじゃないわヨ! アンタは りっぱな しょうにんに なりたくて ウチに はたらきに 来たんでショ だったら それくらいで へこたれてるんじゃないの」 |
ラドル |
「わ… … わかりました ルミナおじょうサマ」 |
ルミナ |
「わかれば いいのヨ それじゃあ アタシは もうかえるケド アンタは 早く おとうさまのトコに行って しっかりと あやまって来なさいよね それから! アタシのコトを おじょうサマって 呼ぶのは 止めなさいって 前から 言ってるでしょ! ルミナでいいから」 |
ラドル |
「で ですが… … だんなさまは だんなさまで おじょう… … ルミナさまは だんなさまの おじょうさまで いらっしゃるワケで… …」 |
ルミナ |
「おとうさまは おとうさま アタシは アタシ… … おとうさまが 何て言おうと このアタシが いいって 言ってるんだから それで いいのよ! わかったら この次からは 気を付けなさいよ」 |
ラドル |
「はい おじょうサマ」 |
ルミナ |
「ルミナでしょ!」 |
ラドル |
「はい! ルミナ… …さま」 |
ルミナ |
「まあ いいわ… … それじゃあ アンタは サッサと おとうさまに あやまりに 行きなさい いいわね!」 |
ラドル |
「わかりました ルミナさま」 |
ラドル |
「ははは… … 彼女は 今 ボクが はたらいている おみせの おじょうさん なんだけどね どうも ボクは 彼女にキラわれて しまっている みたいなんだ そんなわけでさ ボクは きゅうに 用事ができちゃったんだ ゴメンよ」 |
ラドル |
「ああ そうだ わすれるトコロだったよ キミたちには ずいぶんと おせわになったからね これは ほんのおれいだよ まぁ… … 大したものじゃ ないんだけどさ」 |
ラドル |
「それじゃあ ボクは もう 行かなきゃ いけないから… …」 |