新ベルビア100 100F 撮り比べ    

 今回の試し撮りはあくまでも私のフイルム選びの指針にと行ったものであり、
何らかの傾向と対策(^^;)を感じ取り、次回からの撮影に生かせれば、と思っております。
撮影機材、方法についてもバラツキもあり、且つ天候状態も一定でないなど、撮影画像が
そのまま比較結果として判断できないこともご承知の上、ご覧になって下さい。
                                             《 たきた 》
 撮影機材は3台のF−1とEOS-1nを使い、
各々にベルビア100(F-1)ベルビア100F(F-1N)ベルビア(nF-1)プロビア100F(EOS)を入れ、
レンズはnFD50mm/f1.4、FD50mm/1.4SSC、EF50mm/f1.4を中心に、FD300mm/f2.8L、EF100mm/MACROなど使用。
撮影は三笠:桂沢、富良野、美瑛などで。
パッケージに記載のフイルム感度に合わせ、露出はEOS-1nでの中央部部分測光値を基に決定した。
ベルビアだけはSS値を2倍もしくは絞り一段開いてセット。カッコ内に表示。

作例のフイルム種類
ベルビア
プロビア100F
ベルビア100
ベルビア100F

作例@ 場所:三笠市桂沢湖 1/125(60)、50mm/f8 <メーター値>
朝霧で陽の射し方にばらつきが生じ、ベルビア100はオーバー気味になっている。


作例A 場所:三笠市桂沢湖 1/125(60)、50mm/f11 <−1値>

作例B 場所:三笠市桂沢湖 1/125(60)、50mm/f5.6 <+1値>

作例C 場所:三笠市桂沢湖 1/500、50mm/f8(5.6) <メーター値>

作例D 富良野 スイレン 1/500(250)、300mm/f4.5 <メーター値> プロビアは100mmMACRO

作例E 中富良野 菜の花畑 1/250(125)、50mm/f11 <メーター値>

作例F 中富良野 菜の花バックにラベンダー 1/1000(500)、300mm/f4 <メーター値>
プロビア100FはEF100mm/MACRO使用

作例G 美瑛 十勝連峰を望む 1/60(30)、50mm/f8  <メーター値>
PL使用(利かせ方にバラつき有り)

作例H 美瑛 哲学の木 SS、絞り値は沈み行く夕やけに適当に合わせる。ベルビア100は35mmを使用。

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撮影日:H15.6.22

 

   今回の「ベルビア100、100Fの試し撮り」の結果から私なりに感じた点としては、
  ・共にISO100の実効感度は出ている。
  ・ベルビア100は赤、黄の暖色系の発色が強い。E100VSっぽいかな?(作例CFなど)
  ・ベルビアで白色が赤みかかる弱点をベルビア100Fではかなり改善されているように。。。プロビア100Fに近い。
  ・逆にベルビアが露出の振れに強いと言うことも確認できた。
  ・ルーペでポジを見る限り、どれも同じように滑らかで、私にはその違いは感じ取れなかった。

   使う前から、ベルビアの高感度版が100、プロビア100F 寄りなのが100Fと予想していた通りの
   傾向だったのにはビックリでした。
   人物や夕景などにはベルビア100を、風景(特に雪景色やタンチョウなど)にベルビア100Fを使ってみようかな。
   財布と相談して、トレビも使いますが。。。。



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