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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
            日本糖尿病学会などは20日、糖尿病の診断に広く用いられているヘモグロ ビンA1c(HbA1c)と呼ばれる値の読み替えを発表した。表記を国際標準に合 わせる。4月以降の一般診療で実施する。 
            HbA1cは、過去1〜2カ月の平均的な血糖値を反映する測定値。日本では JDS値と呼ばれる数値が「精度が高い」として使われてきたが、海外ではNGS P値と呼ばれる値が一般的で、「日本だけ異なる表記のままだと、研究や治療 に重大な不利益となる」として変更する。 
            NGSP値はJDS値より約0.4ポイント高い。「糖尿病が強く疑われる」数値 はこれまでの6.1%以上から6.5%以上となる。 
            ただし、特定健診(メタボ健診)はシステムの変更など影響が大きいため、2 012年度まではJDS値のみを使い、13年度以降については今後、協議する。 
          (朝日新聞 2012年1月20日) 
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