瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

2011年の自殺3万人超、14年連続 前年比では減る


  昨年1年間に自殺した人が3万513人だったことが10日、警察庁のまとめで
わかった。3万人を超えるのは14年連続だが、前年より1177人減っており、2
年連続の減少になった。

  東日本大震災で大きな被害があった岩手、宮城、福島の3県を含む34道府
県で前年より減った。都道府県別では東京都が3100人で最も多く、大阪(18
99人)、神奈川(1824人)、埼玉(1645人)、愛知(1630人)の順。全体の6
8%が男性だった。

  例年と異なる傾向も見られた。2010年までの3年間は3月に自殺者が多く、
10月や11月に2回目のピークがあった。この時期に企業の経営状況や解雇
が明らかになることと関連があるのではないかとみられていたが、昨年は5月
が最も多く、その後、12月まで減少を続けた。

(朝日新聞 2012年1月10日)


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