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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
            警察庁は3日、昨年1年間の全国での自殺者は、前年を1155人(3・5%) 下回る3万1690人だったと公表した。 
            13年連続で3万人を超えた。「就職失敗」「職場の人間関係」「仕事の失敗」 の死者数が、動機別の統計を取り始めた2007年以降で最悪となり、労働環境 の厳しさがあらわになった。同庁の自殺統計は例年5月頃に公表されていた が、早急に自殺防止策を検討するため、今年は約2か月前倒しした。 
            年齢別では、50歳代が5959人(前年比8・2%減)と最多で、70歳代(0・ 1%増)を除く各世代が前年を下回った。 
            自殺者のうち動機(1人につき三つまで)を特定できたのは2万3572人。う つ病などの健康問題が1万5802人(0・4%減)で最多となった。 
          (読売新聞 2011年3月3日) 
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