瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)
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OKI(沖電気工業=東京都)から同社のグループ会社に出向していたシステ
ムエンジニアの男性(当時35)が自殺したのは過労によるうつ病が原因とし て、亀戸労働基準監督署が労災に認定した。遺族らが7日、記者会見した。
代理人の川人博弁護士によると、男性は1998年に沖電気に入社し、05年
に沖電気ネットワークインテグレーションに出向。08年6月の配置転換後の2カ 月間の残業が月100時間を超え、うつ病を発症した。自宅療養したが復帰後 の09年8月に自殺。10年6月に遺族が労災申請し、今月3日に認定された。
川人弁護士は「復職後、産業医は残業は月20時間までと制限していたが、
会社は20時間を超す残業を男性に課していた」と話した。沖電気工業の広報 担当者は「認定の確認がとれておらずコメントは差し控えたい」としている。
(朝日新聞 2011年2月7日)
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