瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)
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【ジュネーブ=稲田信司】新型の豚インフルエンザへの対応を検討するため、
世界保健機関(WHO)は10日、外部専門家でつくる緊急委員会を開いた。同 委員会の議論を踏まえて、マーガレット・チャンWHO事務局長は同日、新型イ ンフルの世界的大流行(パンデミック)の終息を宣言した。
これにより、新型インフル流行の警戒レベル(フェーズ)は最高度の6から「最
盛期後(ポストパンデミック)」に移行する。
WHOは昨年6月、メキシコや米国から感染の疑い例が報告された約2カ月
後にパンデミックを宣言。今年6月、パンデミックが「最も深刻な時期を脱した」と してピーク越えを宣言した。
WHOの8月1日現在のまとめによると、世界214の国・地域で新型インフル
による死者は1万8449人。日本の厚生労働省は3月、すでに「第1波は沈静 化した」と表明していた。
(朝日新聞 2010年8月10日)
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