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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
            仕事中にアスベスト(石綿)を吸い込み中皮腫や肺がんになったとして2009 年度に労災認定された人は1073人だったことが29日、厚生労働省の集計で 分かった。前年度(1115人)より3・8%減ったが、4年連続で千人を超えた。 
            労災の時効(5年)が過ぎ、06年3月に施行された石綿救済法の対象として 特別遺族給付金の支給を受けたのは100人(前年度121人)だった。 
            集計によると、石綿被害で09年度に労災申請した人は1176人で、08年度 (1326人)より11・3%減少した。 
            認定の疾病別内訳は、石綿特有のがんの一種である中皮腫が536人、肺 がんが483人、びまん性胸膜肥厚が31人、良性石綿胸水が23人。業種別で は建設業と製造業が大半を占めた。 
            特別遺族給付金支給の疾病別内訳は中皮腫が49人、肺がんが46人、石 綿肺が4人、びまん性胸膜肥厚が1人だった。 
          (共同通信 2010年6月30日) 
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