瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

喫煙率、過去最低 男性36.8%、20歳代が大幅減


  厚生労働省が9日に公表した08年の国民健康・栄養調査で、男性の喫煙率
が36.8%と調査開始の86年以降で、過去最低になったことが明らかになっ
た。女性は9.1%で01年以来7年ぶりに10%を下回った。厚労省生活習慣
病対策室は「受動喫煙など、たばこの害に関する理解が広がった影響では」と
みている。

 調査は全国約8149人の男女が対象。86年当時の喫煙率は男性は59.
7%、女性は8.6%だった。

  5年前の03年と比較すると、男性は46.8%から10ポイントの大幅な減少。
女性は11.3%から2.2ポイント減った。世代別で最も減少幅が大きかったの
は男性の20歳代で、55.8%が41.2%に下がっていた。その他、男性の30
歳代、50歳代、70歳以上での減少が目立った。

  法律で禁じられている20歳未満で喫煙を始めた人の割合も調べており、男
性は5年前の43.8%から29.1%に。女性は26.9%から16.5%となり、ど
ちらも減っていた。

(朝日新聞 2009年11月10日)


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