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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
            08年の日本人の平均寿命は男性が79.29歳、女性は86.05歳で、前年 をそれぞれ0.10歳、0.06歳上回り、3年連続で過去最高を更新した。厚生 労働省によると、女性は24年続けて世界で最も長寿で、男性は4位だった。が ん、心疾患、脳血管疾患の3大疾患による死亡率が下がった影響が、最も大き かった。 
            厚労省が16日に発表した「簡易生命表」で分かった。男女の平均寿命は、 インフルエンザが流行した05年を除き、00年以降延び続けている。08年がう るう年でなければ死亡率は下がり、男女とも平均寿命は推計でさらに0.03歳 長くなっていたという。 
            厚労省が把握している海外の最新データと比較すると、男性の平均寿命が 最も長いのはアイスランドで79.6歳、スイスと香港が79.4歳で続いた。女性 は日本に次ぐ香港が85.5歳、フランスが84.3歳だった。 
            日本人が3大疾患により死亡する割合は、男性が約55%、女性が約52%。 3大疾患による死亡がなくなったとすると、平均寿命は男性が87.39歳、女性 は93.05歳まで延びるという。 
            都道府県別の平均寿命については今回の簡易生命表では示していないが、 厚労省は5年ごとに調査しており、次回は2010年の推計を発表する予定。 
          (朝日新聞 2009年7月16日) 
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