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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
            05年度の派遣労働者数が前年度比12.4%増の約255万人となり、過去 最多を記録したことが26日、厚生労働省のまとめで分かった。業界の売上高 も4割増の4兆351億円。派遣労働者が増え企業での活用も広まる一方、派 遣料金や労働者の賃金は下落している。 
            約3万1000の派遣元事業所からの報告をまとめた。99年度に派遣が原則 自由化されたときの労働者数は約107万人で、6年間で2倍以上にふくらん だ。派遣を受け入れる企業数も、前年度比32.7%増の約66万カ所に増え た。 
            派遣元に支払われる派遣料金は、派遣会社に登録する一般の派遣では平 均1万5257円(8時間換算)、派遣会社が正社員として雇っている特定労働者 派遣で2万3028円と、それぞれ同4.4%、同10.1%減った。派遣労働者が 受け取る賃金も登録型で1万518円(同7.8%減)、特定で1万4253円(同1 0.9%減)と、統計を取り始めた04年度から2年連続で減った。 
          (朝日新聞 2006年12月27日) 
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