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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
             仕事のストレスが原因でうつ病などの精神障害を発症したり、自殺したとし労 災請求した件数が今年度上半期ですでに200件を超え、過去最多の昨年度を 上回るペースで増えていることが10日、厚生労働省のまとめで分かった。専門 家は、精神障害での労災認定が幅広く知られるようになったことに加え、リスト ラ不安など、厳しい雇用環境が背景にあるとみている。 
             同省によると、今年4―9月に職場での災害や過労、配置転換、人間関係の トラブルなどが原因でうつ病や統合失調症などの精神障害になったとして労働 や遺族が労災請求した件数は、前年度同期(148件)の1.4倍に当たる203件。 すでに過去最多の前年度1年間(341件)の6割に達しており、記録を更新する ペースとなっている。このうち、自殺に至ったケースの請求は69件で、前年度同 期を16件上回った。 
          (日本経済新聞 2003年11月10日) 
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