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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
             成人でたばこを吸う人の割合は今年8月現在、前年比0.6ポイント減の30.3%  で、8年連続で過去最低を更新したことが10日、日本たばこ産業(JT)の調査で 分かった。 
             調査は全国の成人男女1万6000人に実施。1万790人(67.4%)から回答を 得 た。 
             男女別では、男性が前年比0.8ポイント減の48.3%と12年連続で減少し、女 性は0.4ポイント減の13.6%。これを基に喫煙人口を推計すると、男性が前年比 27万人減の2387万人、女性が17万人減の721万人になる。 
             最も喫煙者率が高いのは男女とも30代で、男性が59.9%、女性が20.9%。地 域別は男女とも北海道が最も高く、北陸甲信越が低かった。 
             「毎日吸う」と回答した人の1日平均の喫煙本数は、男性が22.9本(前年比0. 4本減)、女性が17.2本(同0.5本増)だった。 
             JTは喫煙者の減少について「健康に対する意識の高まり、長期化する景気 低迷などが影響している」としている。 
          (日本経済新聞 2003年11月10日) 
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