瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

サービス残業、月平均29.6時間


    残業手当のつかない「サービス残業」をしているサラリーマンは依然として全
体の約半数おり、している人の平均時間は月29.6時間だったことが連合の調
査で分かった。理由には「ノルマ達成」や「請求しにくい」という声が目立ち、連
合はリストラで1人当たりの仕事が増えたうえ、能力主義の導入で 「やるしかな
い」と思う人が多くなったとみている。

  調査は今年6月の労働状況について、連合が組合員のうち約4万4000人に
対して実施。約2万3000人から回答を得た。回答者のうち「サービス残業をして
いる」と答えた人は47.5%とほぼ半数だった。1998年の前回調査(49.6%)をわ
ずかに下回ったが、この人たちが行うサービス残業の平均時間は月29.6時間
で、前回調査より1.4時間長くなっていた。

(日本経済新聞 2002年11月12日)


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