瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

パートの健保加入を拡大・厚労省検討


  厚生労働省はパートタイム従業員の健康保険加入を増やす方針だ。政府管
掌健康保険などの加入基準を2004年度をメドに変更し、週20時間以上働いて
いるか、年収65万円以上のパートに加入を義務付ける案が有力。保険料収入
を増やし、悪化した医療保険財政を安定化するのが狙い。パートを雇用する企
業の保険料負担が重くなるほか、配偶者がパートで働くサラリーマン世帯の多く
は負担増となる。

  会社員が入る健康保険には大企業が設立した健康保険組合、国が中小企
業従業員のために運営する政管健保がある。どちらの健保も正社員のほかに
就業時間・日数が正社員の4分の3以上のパートに加入義務がある。厚労省は
就業時間の基準を変更するだけでなく、年収65万円以上という収入基準を新た
に導入する考えだ。

(日本経済新聞 2002年10月20日)


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