瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)

昨年の自殺者、4年連続で3万人台


    昨年1年間の自殺者は3万1042人に上り、前年より2.9%減ったものの4年
連続で3万人の大台を超えたことが24日、警察庁のまとめで分かった。借金や
失業などの「経済・生活問題」が動機とみられる自殺が6845人で過去最悪とな
るなど、長引く景気の低迷を反映している。

  警察庁が統計を取り始めた1978年以降、年間自殺者数が最も多かったのは
1999年の3万3048人。2000年は1091人、昨年は915人それぞれ前年より減っ
た。人口10万人当たりの自殺者は24.4人で、前年を0.8人下回った。

  男女別では、男性が全体の7割強にあたる2万2144人に上った。年代別に
みると、60歳以上1万891人、50歳代7883人、40歳代4643人で、40歳代以上
の中高年が全体の75.4%を占めた。

  原因・動機別では、「健康問題」が最も多く、全体の半数近い1万5131人。
全体的に前年を下回る中、「経済・生活問題」は過去最悪だった昨年より7人増
え、2割強を占めた。次いで 「家庭問題」2668人、「勤務問題」1756人の順。

(日本経済新聞 2002年7月24日)


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