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          瀧本労働衛生コンサルタント事務所(大阪)  
              厚生労働省のエイズ動向委員会は24日、感染症予防法に基づき今年4―6 月の間に新たに報告されたエイズ患者数は77人で、エイズウイルス(HIV)感 染者数は149人だったと発表した。 
             新たに6人の死亡が確認され、累積死亡者は1270人に達した。  
             感染者、患者とも前年同期と比較するとほぼ同数だが、10代の感染者が5 人と、3カ月ごとの発表形式になってから最も多くなっており、委員長の吉倉広・ 国立感染症研究所長は「若年者への対策の充実が必要」と語った。 
             感染者の感染経路は同性間の性的接触によるものが52%と最も多く、このう ちの97%が男性だった。異性間の性的接触による感染者は33%だった。 
             年齢別に見ると、感染者では20代と30代が最も多く、合わせて67%に上っ た。エイズ患者では30歳以上が90%を占めた。 
          (日本経済新聞 2002年7月24日) 
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