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 羽田航空宇宙科学館推進会議は、羽田空港周辺に大規模な航空宇宙博物館の設立を願い、その理想像を求める様々な調査研究とこれを実現するための署名陳情活動などを行っているグループです。
 本推進会議は、(社)日本航空宇宙工業会、(社)日本航空宇宙学会、(財)日本航空協会、(社)日本航空技術協会、(社)日本女性航空協会(社)日本航空機操縦士協会、航空ジャーナリスト協会などの7団体とともに署名活動を推進しています。


幸尾会長 ご挨拶
 1988(昭和63)年7月、「羽田航空宇宙科学館設立準備会」を結成した我々は、6年後の4月、「羽田航空宇宙科学館推進会議」(HASM)と名を改め,ヒコーキ・マニアにはお馴染みの齋藤茂太会長(現名誉会長)の許に、関係の皆様方と航空宇宙科学館設立の推進運動を続けて参りました。
 私こと、この度、齋藤先生のご勇退に伴い、伝統あるHASM会長の重責を引き継がせていただく事になり、まことに、身の引き締まる思いがしております。
 省みますと、文化財とは、人間の活動に依って生み出された、文化的価値のあるものを指し、その中で、特に航空産業技術の発展過程を語るものを「航空遺産」と呼んでおります。これまで、文化財としての「航空遺産」に対する認識度は低く、積極的な保存の対象とは見られないこともありました。
 嘗て、会が発足して、数年後のアンケートに「我々が設立を推進する航空博物館には、基本的にどんなカテゴリーの機体を集めるべきか・・?」との設問があり、答えは、ほぼ“民間機のみ”、“軍用機も含む”、“技術的な価値のあるものは、民間・軍用を問わない”の三つに分かれました。今では、我々が設立を推進する、科学館での保存・展示に対する基本的考え方は、“文化財として価値のある航空遺産は保存・活用(展示など)を図るべきである”と言う認識に、統一されたと思っております。
 その昔、日露戦争が終って30年、昭和二桁の年に入った頃に小学生だった私たちが、ノンフィクション「此の一戦」に読みふけり、日本海・海戦での三笠艦の活躍を、臨場感を持って想像したのと同じく、今のヒコー(飛行)少年たちは、多くの活躍記から、ゼロ戦をイメージしている事でしょう。
 加えて、この少年たちの夢は、遙か宇宙に迄も馳せており、月旅行や火星旅行すら身近に感じているのが現状です。 彼らの抱く夢に応えるには、“故(ふる)きを温(たづ)ねて新しきを知る”ことの出来る、科学館設立の推進を継続して行かなければなりません。
 会員の皆様方の、一層のご協力とご支援をお願いして、就任のご挨拶とさせていただきます。


 羽田航空宇宙科学館推進会議 会長 幸尾治朗


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