サハラハタ

学名:Cromileptes altivelis

分布:インド洋〜西部太平洋

全長:60cm

 幼魚期には、白地に黒の水玉模様がはっきりしており美しいが、成長に伴い白い部分が淡褐色になり、全体的にややぼやけた色彩になってしまう。このため幼魚のほうが人気が高く、輸入量も圧倒的に多い。サラサハタは他のハタに比べ頭部が小さく、体高が高く、一味違った雰囲気を持っている。
 十分に成長すると60cmくらいになるので、ある程度大きな水槽が必要になるが、泳ぎはあまり活発ではないので、90〜120cm水槽があればよいだろう。ときには3cmくらいの幼魚が輸入されることがあるが、このくらいの固体だと口は小さく、動きも鈍いので、大きな餌や動きの速い魚との同居は不向きである。したがって、小さな固体の場合には単独飼育か動きの遅い魚との組み合わせが望ましい。ただし、サラサハタが成長すると同居している魚が餌になる可能性もあるので、入れる前によく考えること。
 餌付けには生きた小魚が最適であるが、3cmくらいの固体ではメダカは大きすぎる為グッピーの稚魚や、アカヒレを使用するとよいだろう。ほかに冷凍アミ、クリルなどがある。