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2003/2/2 |
パソコン筐体に中に輪ゴムが落ちてる・・・なんてことはよくあることです。私もケース内のケーブルを束ねるために輪ゴムを使用し、その内にゴムが劣化して切れて下に落ちているなんてことは当たり前。
今回はプリンタに輪ゴムが入っていて動作不良になった事件(?)です。感熱プリンタというのがあります。感熱ヘッドが右に左に動いて印刷する遅くてうるさくて使えないの三拍子揃ったプリンタです。客からこのプリンタについて「ベッドから異音がして印刷できない」とのクレームがありました。(客からくる電話の大半がクレームという神経が擦り切れそうな職場です)出向くと確かに異音がして印刷もできません。しかも異臭もします。すわっ異臭、異物混入事件か!と思いましたが、プリンタを簡単に内診。異臭は感熱ヘッドからしています。現地では修理ができないのでお持ち帰り。
会社に戻りプリンターのケースを開けると、異臭の原因は感熱ヘッドにべっとりと溶けてこびりついた輪ゴムの残骸。ゴムの焦げる臭いはこれでした。そして異音は感熱ヘッドを左右に動かすモーター軸に輪ゴムが幾重にも巻きついて回転を邪魔しています。結果は、幸い同型機のリース切れ返品が゜あったのでそこから部品取りをして対応。
客に故障の原因を報告すると「へぇー、そんなこともあるんですねぇ」とまるで他人事。ご自分でやったんじゃありませんか。
実はこのお客のプリンタの中からはさらにボールペン、消しゴム、シャープペンシルの芯などなどがざくざくと発見されています。筆箱代わりじゃ無いって。
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