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2003/2/2 |
これは別にIT後進県特定の事情ということではありません。
世の中にはどうしてもダブルクリックをできない人々が存在しています。たいていは中年以降の方々ですが、私たちが当たり前のように行っているタ゜プルクリックをしようとしても一回目のクリックの後にマウスを動かしてしまい、次のクリックがダブルクリックの二回目と判断されないようです。実際に見ているとマウスを持つ手に妙に力が入りすぎ、逆にマウスが動いてしまうようです。また私たちはダブルクリック(二回のクリック)をひとつの動作として行っていますが、できない人はクリックを一回ごとにしっかり行おうとする意識が強すぎるようです。お客さんのところで操作指導をするとき、こういったお客さんがいるとソフトの指導以前に半日かけてパソコンの電源の入れ方から説明なんてことになり仕事の効率は下がる一方です。
お客からよく電話で「**が動かない、できない」と電話があります。電話なので相手の画面が見えません。「**を選択してください」と回答してもダブルクリックができないので「言われたとおりやっても画面が開かない。故障だ。ウイルスだ。」と大騒ぎします。その場にいればダブルクリックができていないのだとわかっても電話ではわかりません。ひょっとしてダブルクリックもできないのでは?と思ってもそのことを聞くと「バカにすんな。私のパソコンはS○N○のV○○○だぞ。」と怒りはじめます。S○N○のVなんとかはダブルクリック補助機能でもついているのでしょうか。パソコンの種類などどうでもいいのでダブルクリックくらい覚えてほしいものです。電話で質問するときはご自分のスキル(ダブルクリックができるかできないかなど)を一言伝えてほしいものです。
こうして考えるとメーカーのサポートの人の忍耐強さには敬服してしまいます。(私が以前在籍したソフト会社にもユーザーサポート担当が数名いました。当時は電話番だけで楽そうだなと思っていましたが、今になって思うと大変な仕事でしたね)
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