前後から見て、背骨が左右に歪んでしまう状態です。
原因には元に何か病気や背骨の奇形、習慣や原因不明のものまで、細かく分類すると60も70もあります。
この側ワン症、だいたいどんな場合でも、放っておいていいことはありません。重力の影響を常に受けているため、どんどん歪む方に力が働き、歪みがひどくなるからです。
特に成長期のお子さんは、歪んだまま成長すると、骨自体の変形がひどくなってしまい、骨が歪んだ状態で完成してしまいます。
●程度が軽い場合・・・様子を見ましょう(自然に治るのを待つorひどくなるまで待ってそれから
装具、手術)
●程度が重い場合・・・装具、手術(装具を1日中つける事はお子さんにとって、身体的にも精神
的にも非常に苦痛です。また、装具や手術をしても側ワンが
進行してしまう事もあります)
@固くなっている関節や筋肉の柔軟性を回復するための治療を行います
(体操やトレーニングの効果を上げる為)
A柔軟性が回復した状態で、歪みを矯正する体操を行います(歪みのタイプによって違います)
Bそして重力に対して身体を支える筋群(抗重力筋、姿勢筋)を鍛えるトレーニングを行います
AとBは自宅で毎日やっていただけるよう指導いたします
症例 この患者さんは8才の男の子。