四十肩・五十肩
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けがを除いて、40才から50才前後のひとの肩の痛みを総称して五十肩といいます。 しかし、「五十肩」は病名ではありません。腰が痛い人に向かって「それは腰痛です」と言っているようなものです。なんで肩や腰が痛いのかを見分けるのが診断で、それが病名になります。 肩の場合、肩鎖関節の炎症で痛い場合は「肩鎖関節炎」という病名がつきます。「五十肩」という病名ではありません。 棘上筋の腱の損傷で肩が痛い場合は「棘上筋腱炎」あるいは「腱板損傷」で、「五十肩」という病名ではありません。 なんだかよくわからない時に「五十肩」と言われることが多いです。 五十肩といわれるもので、よくあるものだけでも7,8種類の診断名に分けられます。 ここで大切なのが、それぞれ治療や手当てが違い、体操やストレッチなども違うということです。 長く治療しているけどなかなかよくならない、という場合は、診断が間違っている可能性もあります。 同じ「五十肩」と診断されても、たとえば「肩鎖関節炎」と「棘下筋症候群」では治療法や手当は全く違います。 アイロン体操と電気、マッサージだけではなかなか良くならないことも多々あるのです。 もちろん自然治癒力だけでは治らないものも。 もうひとつ大事なのが痛みが取れた後の「後遺症」です。 日常生活では痛みを感じることが無くなったけど、肩が上がらなくなった。(バンザイができないなど) 当院では診断とそれに対する治療、アドバイスをし、後遺症を最小限にするためのケアを行います。 ホーム ![]() |